2017.09.08
アメリカ 重大ハリケーン「イルマ」の接近に伴う注意喚起(第6報)
● 今週末にかけての重大ハリケーン「イルマ」の接近に伴い、既にフロリダ州南部を中心に避難命令の発令、空港・政府機関・学校の閉鎖、航空便の欠航、北行幹線道路での渋滞、ホテルの閉鎖等の影響が各地で生じています。
● フロリダ半島南部にハリケーン注意報及び高潮注意報が発令中であり、8日(金)夜以降、フロリダ半島南部で強風が吹き始める模様です。地元当局の指示に沿って、安全確保のための判断(安全な地域への避難、安全な場所での待機等)を適切に行い、それを速やかに実行してください。
● 現在、当館は臨時閉館中であり、ビル内にも入れません。また、当館に避難施設はございませんので、くれぐれもご注意ください。
1.キーウエスト等を含むモンロー郡では、6日(水)から旅行者及び居住者に対する避難命令が発出されています。
2.マイアミ等を含むマイアミ・デード郡では、5日(火)に非常事態宣言が発令され、6日(水)以降、高潮避難対象地域のA地区、B地区、C地区の一部、すべての移動式家屋(mobile home)及び島嶼部に対し、避難命令が発令されました。
※ マイアミ・デード郡の高潮避難対象地域図(Storm Surge Planning Zones Map)
http://www.miamidade.gov/hurricane/library/evacuation-zone-map-2013.pdf
3.フォート・ローダーデール等を含むブロワード郡では、6日(水)に非常事態宣言が発令され、7日(木)午後から、US-1より東側の地域の住民に対し、避難命令が発出され、その他の低地及び移動式家屋(mobile home)の住民に対しても速やかな避難が呼び掛けられています。
4.マイアミ国際空港は、公式ツイッター上において、多数の航空便が欠航しているため、空港に行く前に運行状況を確認するように呼び掛けるとともに、同空港は避難用シェルターではない旨を注意喚起しています。
5.フォート・ローダーデール国際空港は、公式ツイッター上において、8日(金)19時45分以降、全航空便の運航が停止され、9日(土)及び10日(日)に空港が閉鎖されると発表しています。
6.オーランド国際空港は、公式ツイッター上において、9日(土)17時以降、全商業便の運航を停止すると発表しています。
7.マイアミ・デード郡は、マイアミ港が8日(金)20時に閉鎖されると発表しています。
8.エバーグレーズ港は、公式サイトにおいて、ブロワード郡政府庁舎及びエバーグレーズ港事務所は閉鎖されているものの、別途公表があるまでの間、通常業務を継続中であると発表しています。
9.今後、フロリダ州内の各地において避難命令(evacuation order, mandatory evacuations等)が発令される可能性が高まっていますので、「イルマ」の影響が及ぶことが予想される地域に滞在されている方は、事前に安全な地域に避難したり、避難命令を念頭に置いた万一の対応に備えてください。避難する際は、予め日本の家族、勤務先等に連絡先や避難先を必ず連絡してください。ハリケーンの影響により、長期間の停電、断水等も予想されることから、食料、燃料、医薬品、衣類、現金といった災害備蓄品等を確認、補充してください。ハリケーン通過後には、電線が切断されて垂れ下がったり、水溜りに電線が入ったりするなど、感電の危険性がある上、道路冠水の影響により道路と水路の区別がつかずに車両水没事故の危険性もあります。また、感染症、危険動物、危険物質の流出、治安悪化等も懸念されますので、ハリケーンの通過中は勿論、通過後においても安易に外出することは厳に控え、地元当局からの安全宣言(all clear等)の発出を待つなど、安全確保を最優先として慎重に行動してください。
【問い合わせ先】
在マイアミ日本国総領事館
Consulate General of Japan in Miami
80 S.W. 8th Street, Suite 3200, Miami, FL 33130
電話:305-530-9090 FAX:305-530-0950
ホームページ:http://www.miami.us.emb-japan.go.jp