2017.07.26
ミャンマーにおけるインフルエンザ(A/H1N1)の発生
在ミャンマー日本国大使館からのお知らせ
(ミャンマーにおけるインフルエンザ(A/H1N1)の発生)
ここ数日、インフルエンザ(A/H1N1)の発生について、ミャンマー国内で報道がされており、不安を感じておられる方も少なくないことと存じます。報じられているインフルエンザは、日本国内では、かつて新型インフルエンザとして対策されてきたものですが、現在は通常の季節性インフルエンザと同様に扱われています。一方で、ミャンマー国内での季節性インフルエンザのピークは例年雨季の7~8月となっていますので、正しい知識を持って、各自感染予防対策に努めて下さい。
(参考)本邦におけるインフルエンザ(A/H1N1)の扱い
インフルエンザ(A/H1N1)は2009年に世界的な大流行(当時「豚インフルエンザ」とも呼ばれました)を引き起こし、当時日本でも多くの感染者が発生したことから、「新型インフルエンザ」に指定された経緯があります。しかしその後、季節性インフルエンザと異なる大きな流行等の特別の事情は確認されなかったため、2011年以降、通常の季節性インフルエンザとして取扱い、その対策も通常のインフルエンザ対策に移行することとなりました。
(厚生労働省の発表)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000179p0.html
(参考)インフルエンザの予防について
1) 流行前のワクチン接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されております。
2) 飛沫感染対策としての咳エチケット
(1)咳やくしゃみを他の人に向けて発しない
(2)咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをする。とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、顔を他の人に向けない。
(3)鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと。
3) 外出後の手洗い
流水・石鹸による手洗い、アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
4) 人混みや繁華街への外出を控える
(詳細は厚生労働省Q&Aなどをご参照下さい)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html