2017.03.16
バングラデシュ 多神教徒、不信心者との闘争等を求めるイスラム国の動画
平成29年3月15日
在バングラデシュ大使館からの注意喚起(多神教徒、不信心者との闘争等を求めるイスラム国の動画)
14日、イスラム国(IS)は、イスラム教徒に、多くの多神教徒、不信心者と戦うよう求める動画を配信しましたので、引き続き特別の警戒を怠らず、不要不急の外出を控えて下さい。
バングラデシュにお住まいの皆様、旅行者の皆様及びメルマガ登録者の皆様へ
在バングラデシュ日本国大使館
3月14日にイスラム国(IS)系メディアが配信したベンガル語のナレーション等を用いた動画では、イスラム国に参加した戦闘員が、「ダッカ市で生まれ育った」「アブ・マリアム・アル・ベンガリ」として紹介されており、「イラクのティクリト市で行われたシーア派の集まりで自爆攻撃を行った」とされる同人が、「同胞よ立ち上がれ、そしてジハードは義務であると知れ。・・・移住はそれができる者達にとり義務であると知れ。それができない者達よ、貴君等は今いる場所で働かねばならない。貴君等は近くにいる多神教徒及び不信心者と闘わなければならない」等と述べています。
また同人が「もし貴君等がビルマ、カシミール、パレスチナ、アフリカ等のムスリムのことを気にかけないならば、貴君等はムスリムではなく、信心者でもなく、ムハンマドの共同体には属さない」等と述べるシーンに重ねて、治安部隊が座らせた一般人に暴行を加える場面を撮影した動画を流して「アラカン(注:ミャンマー西部ラカイン州のこと。昨年10月以来、避難民化した多数のロヒンギャがバングラデシュに逃れてきている。)の弱々しいムスリムに対する、仏教の偶像崇拝者による拷問の背景」というキャプションを付しています。
つきましては、在留邦人の皆様におかれては、累次のお知らせにて注意喚起しておりますが、引き続き、テロ事案に遭遇しないよう、特別な警戒を怠らず、不要不急の外出を控え、特に、テロの標的となりやすい場所(外国人が多く集まるレストランや欧米関連施設の他、政府施設、公共交通機関、宗教施設、観光施設、ショッピングモールや市場など不特定多数が集まる場所)を極力訪問しないようにして下さい。
なお、異常事態に遭遇した場合は、速やかに大使館まで御一報ください。
【通報先】
○執務時間内(日~木曜日 9:00~17:45)
大使館(代表)880-2-984-0010
○執務時間外(日~木曜日の上記時間以外並びに金・土曜日及び祝日)
緊急電話 0961-1886753