2017.01.04
アゼルバイジャン アルメニアとの国境地点における武力衝突の発生に関する注意喚起
【在アゼルバイジャン日本国大使館】
アルメニアとの国境地点における武力衝突の発生に関する注意喚起
(内容)
1 アゼルバイジャンは,アルメニアとの間でナゴルノ・カラバフ紛争を抱えており,ナゴルノ・カラバフ及びその周辺地域は,現在アルメニアの占領下にあります。1994年に停戦合意がなされているものの,これまで散発的に発砲事件や小規模な武力衝突が発生し,2016年4月1日以降は,ナゴルノ・カラバフ軍事境界線付近において,アゼルバイジャン軍とアルメニア軍との武力衝突が発生し,双方合わせて数十名の死者が出ていると報じられ,その後,アゼルバイジャン国防省は一方的に戦闘停止を宣言したものの,両軍は緊張状態にあり,いつ武力衝突が再発してもおかしくない状況にありました。
2 このような情勢の中,12月29日,アゼルバイジャンとアルメニアの国境地域(アゼルバイジャン,トヴズ地方南西部(当国北西部))において小規模な武力衝突が発生し双方合わせて十数名の死者が出ている模様です。
3 つきましては,ナゴルノ・カラバフ及びその周辺のアルメニア占領地域,並びにアルメニアとの国境周辺地域(アゼルバイジャン領ナヒチェバン自治共和国のアルメニアとの国境周辺地域を含む)については,従来より,危険情報として「レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)」を発出していることに加え,今般の武力衝突により同地域の渡航・滞在は一層の危険を伴うことが予測されるため,同地域への渡航は,どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は,報道等から最新の情報を入手するなど,不測の事態に巻き込まれないよう,十分な安全対策を講じるようにしてください。
4 アゼルバイジャンについての危険情報(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo.asp?id=152&infocode=2015T130#ad-image-0 )もあわせてご参照ください。
5 現地に3か月以上滞在される方は、緊急時の連絡などで必要ですので,アゼルバイジャン到着後,すぐに滞在される地域を管轄する在アゼルバイジャン日本国大使館に「在留届」を提出してください。また,住所その他届出事項に変更が生じたとき又は日本への帰国や他国への転居(一時的な旅行を除く)の際には,必ずその旨を届け出てください。在留届の提出は,在留届電子届出システム(ORRネット、http://www.ezairyu.mofa.go.jp )もしくはメール,ファックスにてお願いします。
また,在留届の提出義務のない3ヶ月未満の短期渡航者の方(海外旅行者・出張者など)についても,現地での滞在予定を登録していただけるシステムとして2014年7月より,外務省海外旅行登録「たびレジ」の運用を開始しています(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )。登録された方は滞在先の最新の海外安全情報や緊急事態発生時の連絡メール,また,いざという時の緊急連絡などの受け取りが可能ですので,ぜひご活用ください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5140
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)3047
○外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
(現地大使館連絡先)
○在アゼルバイジャン日本国大使館
住所:1033, Izmir Street, Hyatt Tower 3, 6 fl., Baku AZ1065, Republic of Azerbaijan
電話:(市外局番012) 490 78 18/19
国外からは(国番号994)12 490 78 18/19
ファックス: (市外局番012) 490 78 20
国外からは(国番号994)12 490 78 20
ホームページ:http://www.az.emb-japan.go.jp/001jp.html