2016.11.19
コスタリカにおけるジカウイルス感染症等の発生状況について(11月16日現在)
コスタリカにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在コスタリカ日本国大使館
コスタリカにおけるジカウイルス感染症等の発生状況について(11月16日現在)
1.11月16日、保健省は、20日前にサンホセ県サンホセ市のカルデロン・グアルディア病院で出産された男児に、ジカウイルス感染症に関連した小頭症が確認されたと発表しました。男児の母親は、妊娠中にジカウイルス感染症の自覚症状はなかったが、男児はジカウイルスの検査で陽性と診断されました。この母親の他にも3名の妊婦が自覚症状はないもののジカウイルスに感染しており、保健省は、妊婦に対して改めて注意を呼びかけています。
コスタリカ国内では、今年8月にニカラグアでジカウイルスに感染したニカラグア人の妊婦が出産した男児に小頭症が確認されており、ジカウイルス感染症に関連した小頭症としては2例目となりますが、国内でのジカウイルス感染による小頭症は初めて確認されました。また、ジカウイルスに関連したギラン・バレー症候群も新たに1件確認され、2例目となりました。
2.11月16日現在、ジカウイルス感染症の感染者は1,453名(男性517名、女性936名)、妊婦は132名となっています。また、デング熱の感染者は20,456名、チクングニア熱の感染者は3,215名となっており、保健省は引き続き注意を呼びかけています。
3.在留邦人の皆様、旅行等でコスタリカに滞在されている皆様におかれましては、長袖シャツ・長ズボンなどの着用により肌の露出を少なくし、虫除けスプレーを使用するなど、蚊に刺されないよう十分注意してください。特に妊娠中の方又は妊娠を予定している方は、ジカウイルス感染症の流行が確認されている国・地域への渡航・滞在を可能な限りお控えください。やむを得ず渡航・滞在する場合には、渡航先・滞在地にある日本国在外公館等からの最新の関連情報を入手するとともに、十分な感染予防に努めてください。
4.ジカウイルス感染症に関する情報は、外務省海外安全ホームページ及び厚生労働省ホームページをご参照ください。
○外務省海外安全ホームページ(10月28日更新)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/pcinfectioninfolist.asp?pageno=1
○厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000109881.html