2016.10.07
インド国内の空港に対するセキュリティ強化に伴う注意喚起
2016年10月7日
在インド日本国大使館
1 報道によれば,先月29日のインド軍によるパキスタン支配下カシミールのテロリスト拠点に対する攻撃への報復テロの可能性があるとして,パキスタンと隣接するジャンム・カシミール州,パンジャブ州,ラジャスタン州,グジャラート州に所在する空港,及びデリー,ムンバイ,ベンガルール,ハイデラバード,アーメダバード等の空港において,高度の警戒態勢が敷かれ,セキュリティが強化されているとのことです。
2 デリー空港警察によれば,空港は通常どおり運用されていますが,空港周辺の警備や,手荷物の検査等が強化されているとのことです。
3 つきましては,在留邦人の皆様,及びインドを渡航中の皆様におかれましては,テロ事件等の不測の事態に巻き込まれることのないよう最新の治安情報の入手に努めるとともに,テロの標的となりやすい公共交通機関,空港,駅,市場など不特定多数の人が集まる場所には用事のない限り近づかない,また,公共交通機関の利用や繁華街等への外出が必要な場合には,滞在時間を必要最小限とし,周囲の状況,特に不審車両や不審物の有無等に一層の注意を払うなど,安全対策に十分心掛けてください。
また,空港では,通常以上に手荷物の検査等が厳重に行われているため,搭乗手続きに時間を要することが見込まれますので,ご注意ください。
4 インドではこの時期,各宗教のお祭りが集中し,例年警戒態勢が敷かれるため,当館からは,9月29日付で10月の祝日期間中に関する注意喚起を発出しておりますので,こちらも,改めてご参照ください。
「10月の祝日及び最近のジャンム・カシミール州情勢等を踏まえた注意喚起」
http://www.in.emb-japan.go.jp/files/000191724.pdf