2016.10.06
バングラデシュ イスラム国による攻撃の予告
在バングラデシュ日本国大使館
平成28年10月5日
3日、イスラム国(IS)は、ジハード戦士は外国人、外交官等、ベンガルにいる十字軍の市民を標的とし続けるとの記事を掲載した雑誌を発行しました。特別の警戒を怠らず、不要不急の外出を控えて下さい。
10月3日にイスラム国(IS)が発行した雑誌「ルーミーヤ」2号は、「ベンガルのカリフ国戦士の元軍事・秘密作戦の長であるアブ・ドゥジャナ・アル・ベンガリ(タミム・チョドリ)」による記事「グルシャン攻撃の殉教者」を掲載し、その中で、「イスラム国と戦い続ける限り、十字軍の市民はベンガルのどこであっても平和と安全を享受できないことを、十字軍諸国に知らしめよ。・・・ジハード戦士は「安全性の欠陥と抜け穴」を発見し続け、十字軍がいる場所であればどこでも彼らを待ち伏せする。
ジハード戦士は、ベンガルが十字軍や他の全ての非ムスリムから清められ、アッラーの律法が同地に確立されるまで、十字軍出身の市民でベンガルにいる全ての外国人、旅行者、外交官、衣服のバイヤー、宣教団、スポーツチーム、その他誰でも標的とするだろう。そして無力な背教者であるベンガルの法執行機関が与える、安全性に関する嘘の約束に騙されて安全だと誤解している連中は、じきに重い代償を払うだろう。チェザレ・タヴェラ(注:昨年9月に殺されたイタリア人)は警告で、ダッカ襲撃テロ事件は片鱗にすぎない。これから起きることは、より酷くはるかに悲惨であろう」と述べると共に、ダッカ襲撃テロ事件の実行犯5名について紹介し、彼らを殉教者として奉っています。
つきましては、在留邦人の皆様におかれては、テロ事案に遭遇しないよう、引き続き特別な警戒を怠らず、不要不急の外出を控え、特に、テロの標的となりやすい場所(外国人が多く集まるレストランや欧米関連施設の他、政府施設、公共交通機関、宗教施設、観光施設、ショッピングモールや市場など不特定多数が集まる場所)を極力訪問しないようにして下さい。