2016.08.23
モザンビーク 不良警官及びその一味による恐喝に関する注意喚起
在モザンビーク日本国大使館
2016年8月23日
去る9日(火)深夜ニアッサ州リシンガ市内において,宿泊していたホテルの目の前で,邦人に対する不良警官他によると思われる恐喝事件が発生しました。
最近の経済情勢を背景に,警官が小遣い稼ぎを目的に恐喝を行うことも起こりえます。またホテルの目の前といえども夜間の外出は控える等十分ご注意下さい。
事件概要
1 9日(火)午前0時半頃,被害者は滞在中のホテル「レジデンシャル2+1」前の公道上で他の邦人と共に歓談していたところ,警察の制服を着た男ら6名が近づいてきた。被害者はトラブルを避けるため直ちにホテル玄関に向かったが,玄関内側にいた警備員は被害者が戻ってくるのを見て,玄関扉を閉め施錠してしまった。
2 被害者は職質を受けざるを得なくなり,警官は一緒にいた他の邦人は無視し,被害者のみに対し「こんな深夜に外出しているのは不審であり,お前たちを連行する」などと脅した。やりとりの後,被害者は先方から金を払えば解放してやると言われたため,やむなく2,000メティカルを支払った。
3 被害者はすぐにその場を去るべく,ホテル内にいた警備員に扉を開けるよう求めたところ,警備員は首を振り,ジェスチャーで金を出すよう要求した。背後にまだ警官達がいたため,やむなく警備員に500メティカルを渡したところ,警備員は扉を開け被害者を中に入れた。
4 被害者は,その後警備員が警官から金を受け取るのを目撃した。