2016.08.10
ポルトガル国内の山林火災に対する注意喚起
在ポルトガル日本国大使館
2016年8月10日
8月8日以降、ポルトガルの北部及びマデイラ自治州の都市フンシャルを中心に山林火災が急速に広がっています。在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては、テレビやラジオのニュース、インターネット等を通じて最新の気象・火災情報の入手に努められると同時に、警報等に従って安全確保に十分注意を払ってください。
1 火災状況
(1)国家市民保護局(ANPC)発表に基づく当地報道によると、9日午後2時半現在、ポルトガル国内で発生中の火災は122か所に上り、消防士3134人が地上及び空中からの消火活動に当たっています。
(2)同局は特に、ポルトガル北部の7自治体(アロウカ、アルコス・デ・ヴァルデレス、ヴィラ・ノーヴァ・デ・セルヴェイラ、ヴィアナ・ド・カステーロ、ヴィセウ、カスタニェイラ・デ・ペラ)で発生した火災を“重大”と位置づけ、消火活動を展開しています。
(3)マデイラ自治州フンシャル市内でも各地で火災が発生していることから、同市は非常事態計画を発令し、住民200人以上が避難している由です。
(4)8日午後には、北部ヴァロンゴ市で、57歳のポルトガル人男性が火災を原因として死亡しました。
2 各地の火災発生状況については同局(英語版)のサイトをご覧ください。
http://www.prociv.pt/en-us/SITUACAOOPERACIONAL/Pages/default.aspx