2016.07.10
アメリカ アフリカ系アメリカ人射殺事件に関連した抗議活動についての注意喚起
平成28年7月8日
在アメリカ合衆国日本国大使館より
1.7月5日,ルイジアナ州バトンルージュで,アフリカ系アメリカ人の男性が警察官に取り押されられた状態で射殺され,また,6日にもミネソタ州ファルコンハイツで警官によるアフリカ系アメリカ人男性の射殺事件が起こりました。
2.これら一連の事件に対する抗議が,7日,全米各地で発生しており,特に,テキサス州ダラスにおける抗議行動では,デモ隊の近くで発砲があり,警官5名が死亡しました。
3.昨年4月,メリーランド州ボルチモアにおいても,逮捕後の黒人男性の死亡をめぐる警察への抗議活動が激化し,デモ隊の一部が暴徒化して警官隊と衝突し,少なくとも27名が逮捕され,警官15名が負傷し,市内数カ所で略奪や火災が発生する事件がありました。
4.ワシントンDCメトロポリタン警察によれば,この週末6つのデモ(全てが今回の事件を受けたものかは不明)が計画されており,巡回警備を強化する模様です。
5.つきましては,当地に渡航・滞在を予定される方,及び既に滞在中の方は,報道等により,最新の情報の入手に努めるとともに,抗議デモや集会等,人が集まっている場所等を見かけた場合は決して興味本位で近づかず,その場から速やかに離れるようにしてください。
また,抗議活動が暴徒化した場合の標的になる可能性のある政府機関や警察関連施設等近辺では,滞在時間を短くするなど適切な安全対策を講じてください。
*海外渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3か月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届を提出してください。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html )
また,3か月未満の旅行や出張などの際には,海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよう,「たびレジ」に登録してください。
(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902,2903
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)3047
○外務省 海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)
◆【スポット情報】 米国:アフリカ系アメリカ人射殺事件に関連した抗議活動についての注意喚起
(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?id={%countrycd%}&infocode=2016C187)