2016.02.29
ミャンマー シャン州北部地域における戦闘の発生に伴う注意喚起
在ミャンマー日本国大使館からのお知らせ
平成28年2月25日
在ミャンマー日本大使館領事部
1.報道等によれば、昨年9月よりシャン州北部地域で散発していた少数民族武装勢力間の戦闘が、本年2月に入り激しさを増し、約3,660人の避難民が発生している模様です。
2.またミャンマー国防省の発表によれば、同北部のナムサン(Namhsan)地区及びチャウクメ(Kyaukme)地区(注:両地区ともラショーとマンダレーの中間付近に位置しています)付近を中心とするRCSS(シャン州復興評議会)とTNLA(タアン/パラウン民族解放軍)との間の戦闘に国軍も対応している模様です。
3.つきましては、シャン州北部地域に渡航・滞在予定の邦人の皆様におかれましては、以下の点に留意するとともに、最新情報の収集に努めてください。
(1)不要不急の訪問は延期する。
(2)軍関係者の集まる場所や標的となる可能性のある施設、政府機関、軍・警察関連施設には可能な限り近づかない。
(3)周囲の状況に留意し、戦闘発生の兆候や情報があれば、速やかに退避する。
※ シャン州の一部の地域は、安全上の理由等から原則外国人の立入りを禁止する「旅行制限区域」に指定してあり、制限地域へ旅行する場合は、事前に旅行代理店等を通じてミャンマー政府の許可を取得する必要があります。また、仮に旅行許可を取得出来た場合も、出発前に再度目的地周辺の治安情勢を確認するとともに(在ミャンマー日本大使館にもご相談願います)、信頼出来るガイド等を同行させる等、十分な安全措置を講じることをお勧めします。