2015.12.28
インド 大気汚染物質対策のためのデリー市内における車両通行規制について(続報)
平成27年12月25日
在インド日本国大使館
大気汚染対策のためのデリー市内における車両通行規制については、24日デリー準州首相が記者会見で発表しております。正式発表は、28日とのことですが、帰社会見時点での概要を以下のとおりお知らせいたします。
1、規制の概要
(1)適用期間:2016年1月1日から1月15日までの15日間
(2)日曜日を除き、午前8時から午後8時までの車両の運行を規制。
(3)車両登録番号の最後の桁が奇数の車両は奇数の暦日(1/1、1/5、1/7、1/9,1/11、1/13、1/15)、偶数の車両は偶数の暦日(1/2、1/4、1/6、1/8、1/12、1/14)にのみ、デリー市内の通行が許される。
2、規制の適用外
(1)CNG(圧縮天然ガス)車及びハイブリッド車。なお、CNG車はステッカー掲示必要。
(2)二輪車(当面適用除外とするが、最初の1週間を終了した時点で扱いを見直す。)
(3)運転手を含め、女性のみが乗車する車両、または女性と12歳までの子供のみが乗車する車両。
(4)要人車両(VVIP:大統領、副大統領、インド首相、知事、インド中央政府閣僚、デリーを除く各州首相、デリーを除く各州閣僚、最高裁判事、高裁判事等)
(5)救急車、消防車、病院の車両、霊柩車、デリー警察車両、軍用車、緊急車両、外交官車両
(6)障害者の乗る車両。
3,適用除外されない車両
(1)デリー市外から進入してくる車両にも適用。
(2)デリー準州の首相及び閣僚の車両にも適用。
4、罰則
違反者には2,000ルピーの罰金を課す。
5、規制の導入及びプロセス
(1)本規制の正式発表は28日を予定。
(2)2週間の規制期間終了後、規制の効果及び影響を評価し、今後、こうした規制を導入すべきか検討する