2015.06.22
タイ:MERSコロナウィルスによる感染症について
在タイ日本国大使館より
MERSコロナウィルスによる感染症について(2015年6月19日現在)
1. タイ国内における感染確認
(1) 18日、タイ保健省は、15日に入国したオマーン人の男性がタイにおいて初めて中東呼吸器症候群(MERS)の感染者として確認された旨発表しました。
(2) 現在、患者は病院で隔離治療され、容態は安定しており、また、タイ当局は感染者と接触のあった59人を特定し、健康状態を観察している状況とのことです。
なお、経過観察対象者の59人に日本人は含まれていないとの情報を得ています。
2. MERSコロナウイルス感染について
症状や予防策をご参考までにお知らせします。
(1) 一般的にコロナウイルスは飛沫感染や接触感染で伝播し、風邪などの一般的症状を引き起こすほか、下痢などの消化器症状も報告されています。
また、重傷の場合には呼吸不全を起こすこともあります。
(2) コロナウイルスに対する一般的な具体的予防策は以下のとおりです。
・休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
・手指等の衛生保持に心掛ける。
・できるだけ人混みを避け、マスクの着用を励行する。
・咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
・温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
・高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
3. 日本外務省は、MERSコロナウィルスの感染症発生について、海外安全ホームページ上にて、6月19日付で広域情報外部サイトへのリンクを更新しましたので、注意事項及びその予防対策等について参考にして下さい。
問い合わせ先
○在タイ日本国大使館領事部
電話: (66-2)207-8501、696-3001
FAX:(66-2)207-8511