2025.04.23
イタリア|ローマ教皇崩御に伴う施設の一時閉鎖等
ローマ教皇フランシスコ台下が4月21日(月)に崩御されました。
これに伴い、本日以降、様々な行事が実施される他、4月26日(土)午前10時からサンピエトロ大聖堂において執り行われることとなった葬儀には、各国の首脳等が参列を表明しています。
葬儀当日には、サンピエトロ大聖堂周辺、教皇が埋葬されるサンタ・マリア・マッジョーレ教会周辺 及び 移動経路周辺における大規模な交通規制が予想される他、前後数日間は各国首脳等の移動に伴う交通規制や、世界中からカトリック信者が多数来訪することによる航空便を含む交通機関の混乱も予想されます。
葬儀の様子を見ることができる広場などの人が集まる場所は一般的にテロの標的となりやすい他、人混みでは将棋倒しが発生する危険がありますので、十分にご注意ください。
観光施設の一時閉鎖・混雑等について
サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)
教皇の遺体が4月23日(火)〜 26日(土)まで安置される予定です。
参列者が多数予想されるため、大聖堂内の一部エリアは立ち入り不可となり、ガイドツアーも中止されます。(入場はシスティーナ礼拝堂経由となります)
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(Basilica di Santa Maria Maggiore)
教皇が埋葬される予定の教会であり、葬儀準備に伴う入場制限が見込まれます。
システィーナ礼拝堂の閉鎖予定
教皇の死去から約15〜20日後、5月上旬に新教皇選出のための「コンクラーベ(枢機卿による選挙)」が実施されます。
これにより、2025年4月28日(月)から当面の間、一般公開が中止となります。
なお、枢機卿らは礼拝堂と宿泊施設をバスで往復するため、安全上の理由から、バチカン庭園 及び ヴィア・トリウムファリス墓地の見学ツアーは中止されます。
その他注意事項等
教皇の死去 及び コンクラーベ(選出儀式)に伴い、航空券やホテルの料金が上昇傾向となります。
市内の一部レストランや店舗は追悼の意を表して臨時休業する場合があり、一部観光地でも入場制限や一時閉鎖の措置が取られる可能性がありますので、訪問予定の方におかれましては、最新情報を必ずご確認の上、余裕を持ったスケジュールにてご滞在頂きますようお願い致します。
(問い合わせ先)
○在イタリア日本国大使館
電話:06-487991(領事班)
ホームページ:https://www.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html