2024.12.05
スペイン|気温の低下及び降雪に関する注意喚起
スペイン内務省は、今週土曜日(12月7日)から顕著な気温の低下及び広い範囲での降雪が予想されるとして警告を発しています。
12月7日の遅い時間に北極からの冷気がイベリア半島北部から流れ込み、翌8日にかけて同半島全体で気温が著しく低下すると予想されています。また、標高600~800メートル以上地域で雪が降るようになり、イベリア半島北部や同半島南部の山間部での降雪が予想されています。
スペイン内務省は、下記のような対策を推奨しています。
(1)降雪・低気温対策
・高速道路での移動が不可欠な場合、凍結路面には十分注意し、特別な注意を払う必要がある
・天候や道路の状況に関する情報を入手し、予防策を講じ、車を点検し、交通総局(DGT)の勧告に注意を払う
・タイヤ、不凍液、ブレーキをチェックすること
・防寒着、予備バッテリーや自動車用充電器付きの携帯電話を携行する
・雪で動けなくなった場合は、暖房を入れたまま車内で待機し、時々空気を入れ替え、車内に排気ガスが入らないよう排気管が塞がれていないか確認することが望ましい
・万が一、孤立し、助けが必要になった場合は、自分で解決しようとせず、その事実を報告し、可能な限り、助けを待つようにする
(2)強風対策
・ドアや窓、公道に落下する恐れのあるすべての物を固定し、コーニス、樹木、壁、建設中の建物、クレーンなど、倒壊する恐れのあるものには近づかないことが望ましい。また、十分な保護措置のない足場には登らないことが望ましい。
・運転している場合は、特にトンネルを抜けるとき、追い越し、対面通行の道路で大型車と交差するときなどに十分注意する
・道路上の障害物の存在に注意する
・海の近くにいる場合は、強風による高潮やうねりの影響を受ける可能性のあるビーチやその他の低地には近づかない
・波の影響を受ける可能性のある場所には車を駐車しない
・このような状況では、海は異常な状態となり、海の近くにいれば、波にさらわれる可能性がある
・大波の壮大な景色を前にして命を危険にさらさない。
スペイン内務省は、こまめに最新情報を確認し、警戒を強め、公的機関が発出する勧告に注意を払うことを推奨しています
(参考)スペイン内務省ウェブページ
https://www.interior.gob.es/opencms/es/detalle/articulo/Proteccion-Civil-y-Emergencias-alerta-por-un-episodio-de-tiempo-invernal-a-partir-del-proximo-sabado/
つきましては、スペインに滞在中の皆様におかれましては、下記のウェブサイト等から最新の気象情報の収集に努め、非常時の備えを確認し、安全を確保するようにしてください。また、移動・外出の必要がある場合は天気や交通状況等を十分確認し、その是非を慎重に検討してください。
○スペイン内務省市民保護・緊急事態局の警報マップ
https://ran-vmap.proteccioncivil.es/
○スペイン気象庁(AEMET)ウェブサイト
http://www.aemet.es/es/eltiempo/prediccion/avisos?w=hoy
○スペイン交通総局(DGT)ウェブサイト
https://www.dgt.es/inicio/
在スペイン日本国大使館
電話:+(34)91-590-7600(代表)
ホームページ:https://www.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html