2022.11.08
カタール|FIFAワールドカップ開催期間中の日本帰国前のリスクにかかる注意喚起
【ポイント】
●有効なワクチンを3回目接種済みでない方は、日本帰国前のPCR検査において陽性と判定された場合、カタール において5日間の自己隔離が必要となります。ただし、ワールドカップによる需給逼迫によりホテル及びフライトの新たな手配が極めて困難となることが予想されるため、出発までに有効なワクチンを極力3回接種し、ワクチン接種証明書を携行してカタールに入国されることを強くお勧めいたします。
●旅先での予期せぬ事故、病気、窃盗被害等のトラブルに備えて海外旅行保険にご加入ください。私立医療機関 では、数日の入院で費用が数百万円となることがあります。
【内容】
1 有効なワクチンの3回目接種の推奨
現在、日本の水際対策に基づき、カタールから日本への入国に際しては、日本政府が有効と認める新型コロナウイルス・ワクチン(世界保健機関(WHO)の緊急使用リストに掲載されているワクチン)を3回目接種済みで あることの証明書を所持しない方は、カタール出国72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明が必要とされています。 ただし、ワールドカップ期間中、カタールではPCR検査のキャパシティーが逼迫し、容易には検査を受検できないことが予想されます。また、仮に検査を受けられたとしても、同検査で陽性が判明した場合には、現在のカタール保健省の方針の下、5日間の自己隔離を求められることになっていますが、ワールドカップ期間中の需給 逼迫及び価格の高騰によりホテル及びフライトの新たな手配が極めて困難となることが予想されます。
つきましては、大会期間中に当地を訪問される予定の方は、出発までに有効なワクチンを極力3回接種し、ワクチン接種証明書を携行してカタールに入国されることを強くお勧めいたします。
(厚労省/日本政府が定めたワクチン)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/border_vaccine.html
2 海外旅行保険への加入
旅行先では予期せぬトラブルや事故に遭遇することがあります。ハヤカード保有者は、国立医療機関にて無料の受診等が可能ではあるものの、国立医療機関は平素より混雑しており、ワールドカップ期間中は更なる混雑が予想されます。また、高度な治療が必要となる場合には、私立医療機関が利用されることが多く、数日の入院で費用が数百万円となることがあります。その他、盗難や様々なトラブルに対応するためにも海外旅行保険への加入をお願いいたします。
(お問い合わせ先)
在カタール日本国大使館領事班
電話 :(+974)44409000
FAX:(+974)40293655
メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp