2022.10.03
トンガ|入国前のRAT検査及び入国後のPCR検査を撤廃
27日、サミウ・クイタ・ヴァイプル首相代行は記者会見を開き、新型コロナウイルス警戒レベル(赤、オレンジ、青の3段階)をオレンジから青に引き下げるとともに、水際対策の一環として実施している出入国規制を緩和する旨を発表しました。
30日、右記者会見を受けてトンガ政府はウェブサイト上に新たな国境規制枠組みを掲載したところ、概要以下のとおりです。
●9月27日付で警戒レベルを青に下げ、以下のとおり規制を緩和する。
●これまで義務としていた入国前のRAT検査及び入国後のPCR検査を撤廃。
●12歳以上の外国人の入国には引き続きワクチンの完全接種証明書の提示が求められる。
1 2022年8月1日付でトンガは国境を開放し、右に伴う革新的な国境開放政策枠組み(Open Boder Policy Framework)は新型コロナの感染状況の変化に伴い、定期的に見直しが行われてきた。9月19日付の枠組み見直しにおいて、以下の状況を確認した。
(1)一日当たりの新規感染者数が一桁台と少なく、第2波も収束した。
(2)上記の状況に基づき、2022年8月1日付でワクチン完全接種者に対するMIQを中止した。
(3)第1波到来以降、死者数は12名と低く抑えられている。
(4)トンガの医療体制は大きな影響を受けていない。
(5)現在の市中感染状況、医療体制への影響、ワクチン接種率、医療体制の受け入れ能力は何れも新型コロナウイルス国家信号機枠組み(National Traffic Light Framework)における青信号の基準内に収まっている。
2 上記の状況に基づき、2022年9月27日より、下記の規制変更が効力を発する。
(1)トンガへの入国便は社会基盤省民間航空局の認可の下、航空会社の裁量に任される。航空機の運航に更なる保健上の条件は課されない。
(2)トンガ旅券・IDカード保持者は入国に際して新型コロナウイルスワクチン接種証明書の提示を求められない。
(3)外国の旅券、外国の身分証明書、トンガの保護旅券、もしくは旅券を保持する12歳以上の外国人渡航者は入国便搭乗前にチェックインカウンターに置いてワクチン接種証明書の提示が求められる。
(4)外国人渡航者は旅行保険への加入が推奨される。旅行保険は航空券購入の際に加入が可能である。
(5)ワクチン接種条件の免除求める健康上の条件がある外国人渡航者は、出発の48時間前までに電子メールにて登録医療機関により作成された免除理由を記した書面を付した申請書を所定のアドレスに提出しなければならない。
なお、提出された書類が所定の条件を満たさない場合、保健省は搭乗を拒否する権限を留保する。
また、すべての渡航者は引き続きトンガ渡航前にワクチンの完全接種(注:2回接種)及び3回目接種を完了していることが推奨される。
3 検査要件
(1)トンガへの出発前に渡航者に課されていた医療機関の監督の下で行われる迅速抗原検査(RAT)は必要としない。
(2)トランジット客は医療機関の監督の下で行われるRATを必要としない。
4 トンガ到着後
(1)すべての渡航者は感染予防対策に従い、公共の場ではマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを維持し、手指の消毒の励行が奨励される。小売店、職場、大規模集会、公共交通機関、バス停及び教育機関においてはかかる対策の励行が特に奨励される。
(2)渡航者を含むすべての人は、商店主等がそれぞれの標準営業規則(Standard Operating Procedures:SoPs
)に基づき課す特別の要請に従う必要がある。
(3)保健省施設においては今後も、新型コロナウイルスの症状、或いはそれが疑われる症候が見られる患者には検査が求められる。
(4)すべての渡航者は渡航の際、機内にて到着時健康状態申告書を記入しなければならない。それぞれの航空会社は、渡航者が記入できるよう同申告書を用意しておかなければならない。
(5)到着後に新型コロナウイルス陽性判定を受けた者は、判定の日から5日間自主/自宅隔離を行わなければならない。仮に5日間を経過しても依然として症候が見られる場合、自主/自宅隔離は3日間延長される。回復した者は、隔離終了後5日間マスクを着用しなければならない。
在トンガ日本国大使館
Embassy of Japan in Tonga
Level 5 National Reserve Bank,
Nuku'alofa, Kingdom of Tonga
PO Box 330