2022.04.02
ラオス│全県及び首都ビエンチャンの3月31日以降のCOVID-19対策について
【ポイント】
〇3月31日、COVID-19対策特別委員会は、3月31日以降の COVID-19対策に関する通知を以下のとおり発出いたしました。
【本文】
COVID-19対策特別委員会通知第370号
ビエンチャン、2022年3月31日
宛先:各省庁、機関、全県及び首都ビエンチャンの COVID-19対策特別委員会委員長
件名:2022年3月31日以降の COVID-19対策
COVID-19対策特別委員会は次の通り通知する。COVID-19感染例は日々増加しており、ほぼ全ての県の市中に広範に拡大している。これは個人や社会の活動及び生活に加え、基本的な感染対策を厳密に実施していないことに起因する。感染対策を正しく適切に実施しなければ大規模な感染拡大の危険性があるため、 COVID-19対策特別委員会は2022年3月31日以降のCOVID-19対策を以下の通り指定する。
1. 各省庁、機関、全県、首都ビエンチャンの COVID-19対策特別委員会はラオス正月の祝賀様式を指導し、伝統行事のみ許可を出すこと。例えば、仏事、仏像への水かけ、家庭内のバーシー儀式は節制して実施し、密集を避け、絶対に感染が広範に広がらないようにすること。また、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用、石鹸や消毒ジェルによる手洗い等の基本的な感染対策を徹底すること。
2. 会議の開催について、責任者は以下の措置に従うこと。
2.1 すべての参加者は規定回数のワクチンを接種済みであり、また定められた時期にブースターを接種すること。
2.2 参加者が100人以上の会議の場合、開催24時間前に実施したATK(抗原検査キット)検査結果が陰性であること。
2.3 検温器を設置すること。
2.4 会議中は必ずマスクを着用すること。
2.5 石けん・消毒ジェルを用意すること。
2.6 間隔を空けて座席を設定すること。また、食事を提供する場合は、個別に提供するか又はソーシャルディスタンスを確保した場所を用意すること。
2.7 風邪に似た症状がある者の参加を禁止する。
3. 各省庁、機関、全県及び首都ビエンチャンの COVID-19対策特別委員会は各場所の感染状況を評価し、各場所の現状に沿って出勤に係る措置を検討すること。
4. すべての教育機関に対して、感染対策の実施が保障されている下で対面授業を継続させる。感染対策の実施が不可能な学校に対しては一時休校とする。各レベルの対策特別委員会は各学校を緊密に指導すること。また、保健省が指定した年齢層にある生徒・学生に対しワクチン接種を呼びかけること。
5. 各対策特別委員会は所管地域内のワクチン接種件数をまとめ、個人と社会の免疫を向上させるため、全員がワクチンを接種するよう接種を促進する措置を講じること。また、感染対策の啓発を行い、各人が自発的にワクチンを接種するよう呼びかけること。
6. 各対策特別委員会は、政府庁舎や工場を含む民間の勤務先の入口において、各人のワクチンカードまたはLaoKYCアプリを通して取得したQR Code Vaccine IDを確認するよう指導すること。
7. 商工業省の対策特別委員会は県や首都レベルの対策特別委員会と連携し、食堂、商店等が、客の入店前にワクチン接種カードまたはLaoKYCアプリを通して取得したQR Code Vaccine IDを確認しているか厳密に指導すること。違反があった場合は、注意を促すとともに、規則に従い罰金を科す。
8. 公共事業運輸省の対策特別委員会は所管の関係部局に対し旅客輸送(飛行機、旅客船、鉄道及び旅客車)を注意深く監督し、事業者が旅客へ石けん又はジェルの用意や、サービス利用前のワクチン接種カード又はLaoKYCアプリを通して取得したQR Code Vaccine IDの確認等の感染対策を厳密に実施するよう指導すること。違反があった場合は、注意を促すとともに、規則に従い罰金を科す。
9. 国防省及び治安維持省の対策特別委員会は県や首都の対策特別委員会と連携し、違法な出入国を防ぐため国境付近の出入国のパトロールを引き続き強化すること。
以上を通知すると共に、通知に従って実行することを求める。
保健大臣
COVID-19対策特別委員会副委員長
ブンフェン・プンマライシット
在ラオス日本大使館領事班
開館時電話:021-414-400~403
閉館時緊急電話:020-5551-4891
メール:consular@vt.mofa.go.jp