2022.02.28
カタール|新たな入国・再入国方針について(日本は危険度の低い「標準」に指定)
【ポイント】
2月28日午後7時(カタール時間)からカタールへの新たな入国・再入国方針が適用されます。新たに「標準」及び「レッド」の2種類となる新型コロナウイルス国別保健措置において、日本は危険度の低い「標準」に指定されています。
【本文】
カタール政府による新たな入国・再入国方針が、28日午後7時(カタール時間)より適用され、日本からの入国者に対する新型コロナウイルス国別保健措置は、危険度の低い「標準」に指定されております。日本からの入国・再入国に関する概要は、以下のとおりです。
1 日本からの入国・再入国に際する隔離・検査
(1)在留者
A ワクチン接種完了者または回復者
・ カタールへ向けた出国前の検査は不要
・ 隔離免除
・ カタール入国後24時間以内に公立又は私立医療機関で迅速抗原検査を受検する。
・ 12歳未満の未接種児童で、同伴の父母がワクチン接種完了者の場合は、同父母と同じ方針が適応され、事前PCR検査は不要であるが、居住者は、カタール到着後、24時間以内に公立/私立医療機関にて、渡航者は、カタール入国時の空港(陸、海を含む)にて迅速抗原検査の受検が必要である。
B ワクチン接種未完了者又は未接種者
・ カタールへ向けた出国前の検査は不要
・ 5日間の自宅隔離が求められる。
・ カタール入国後24時間以内及び自宅隔離5日目に公立又は私立医療機関で迅速抗原検査を受検する。
(2)訪問者
A ワクチン接種完了者または回復者
・ カタールへ向けた出国前48時間以内のPCR陰性証明書を取得する。
・ 隔離免除
・ カタール入国後の検査は不要
・ 12歳未満の未接種児童で、同伴の父母がワクチン接種完了者の場合は、同父母と同じ方針が適応され、事前PCR検査は不要であるが、訪問者は、カタール到着時に空港にて迅速抗原検査の受検が必要である。
B ワクチン接種未完了者又は未接種者
・ カタールへ向けた出国前48時間以内のPCR陰性証明書を取得する。
・ 一親等の親族訪問の場合は、証拠を提示した上で5日間の自宅隔離とし、その他の者は、5日間のホテル隔離となる。
・ 隔離5日目に自宅隔離の場合は、私立医療機関にて、ホテル隔離の場合は、隔離先のホテルにて迅速抗原検査を受検する。
2 新型コロナウイルスの危険度に基づく国別リスト
(https://covid19.moph.gov.qa/EN/Documents/PDFs/RED-LISTED-COUNTRIES.pdf)
3 免疫ステータス
(1)ワクチン接種完了者:保健省が承認した下記の新型コロナウイルスワクチンを接種し、免疫の有効期間内の者
○ ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ製新型コロナウイルスワクチンの2回目又はブースター接種から14日間が経過後、9か月間有効となる。
○ ジョンソン・エンド・ジョンソン製新型コロナウイルスワクチンの1回目接種から2週間が経過後、または同ワクチンのブースター接種から7日間が経過後から9か月間有効となる。
〇 条件付きで承認されたワクチン完了者は、2回目接種から14日経過し、カタール渡航前の30日以内の血清抗体検査が陽性である場合に、6か月間有効となる。渡航者が、血清抗体検査を受検することができない場合や同検査結果が陰性だった場合には、5日間の隔離が求められる。ただし、保健省が承認したワクチンのブースター接種から7日間が経過していれば、9か月間有効になり、血清抗体検査の受検を求められない。
(2)回復者:国内外で医学的に新型コロナウイルスの感染を確認された者は、感染から9か月間は有効な免疫を有するとみなす。ただし、過去の感染証明となる公式な検査結果が求められる。
(3)未接種者または免疫のない者:上記基準を満たさない者全て
4 カタール保健省により承認又は条件付き承認されているワクチン
(1)承認ワクチン
ファイザー・ビオンテック(コミナティ)、モデルナ(スパイクヴァクス)、オックフォード・アストラゼネガ(コビシールド/オックスフォード/ヴァクセヴリア)、ヤセン/ジョンソン・エンド・ジョンソン(1回接種)
(2)条件付き承認ワクチン
シノファーム、シノバック、スプートニクV、コヴァクシン
〇カタール国外でカタール保健省が承認したワクチンで接種完了した渡航者は、以下の条件を満たしたワクチン接種証明書(アラビア語もしくは英語)の原本提示が必要となる。
ア 旅券の記載と一致する接種者の氏名
イ 1回目、2回目の接種日(ジョンソン・エンド・ジョンソンは1回分、その他ワクチンは2回分の記載。ただし、ブースター接種は別途の記載が必要)
ウ ワクチンの種類及び名前
エ ワクチン製造番号及びQRコード(可能であれば)
※ 日本で発行されたQRコード付きワクチン接種証明書は、カタールにおいて有効な接種証明書として取り扱われております。
5 一般概要
○ カタール政府は、新型コロナウイルス感染危険度に応じて各国に対する健康措置を標準とレッドに選別し、指定されているレッド国以外は全て標準国となる。
○ 非在留者は、Ehterazウェブサイト(www.ehteraz.gov.qa)を通じて渡航の3日前までに登録をし、必要な公式書類をアップロードすることが求められる。同登録等を終えた者には、「渡航許可」が発行され、同許可は、カタール便の搭乗時に職員に対する提示や入国時に入国審査官への提示が求められる。 カタール国籍者及び在留者は、事前登録が任意であるが、カタール到着時に入国手続きを円滑に行うため、すべての入国者に事前登録を推奨する。
○ 渡航者は、カタールに入国・再入国する渡航者は、各港到着時にスマートフォンにEhterazアプリケーションをインストールし、起動しなければならない。
○ すべての搭乗者は、カタールに到着する前にUndertaking and Acknowledgement Form(https://covid19.moph.gov.qa/EN/Documents/PDFs/Declaration-Acknowledgement-Undertaking-Form-V6-English-SG.pdf)に署名しなければならない。こちらのフォームは、カタール保健省ホームページ、EHTERAZウェブサイト(www.ehteraz.gov.qa)及び航空会社のオンライン予約フォームにて入手ができる。ただしワクチン接種完了者のカタール国籍者及び在留者で、グリーンリスト国からカタールに入国される場合は免除となる。
○ 渡航者は、地元保健当局によって承認された医療機関で実施された新型コロナウイルスPCR検査を受けなければならない。結果は陰性である必要があり、カタールへの出国前48時間以内の検査結果でなければならない。
○ 渡航者は、渡航目的国で適用される隔離手続、期間、新型コロナウイルス陰性証明書の必要性について把握しておく必要がある。
○ 自宅隔離の場合で、自宅が隔離要件を満たさない場合渡航者は、渡航前にカタール航空のウェブサイト「Discovery Qatar」(https://www.discoverqatar.qa/welcome-home/)に掲載されている隔離ホテルパッケージを予約しなければならない。
○ カタールに到着した旅行者でコロナウイルス関連の症状がでた場合は、到着地点にあるコロナウイルス検査のクリニックに行き、隔離措置を取る必要がある。
6 注意点
○ 新たな方針導入後は、行政手続などに混乱が生じる可能性がありますので、渡航直前での確認や余裕を持った渡航計画をお勧めいたします。
○ Ehterazウェブサイト(www.ehteraz.gov.qa)を通じて渡航の登録については、3日前までと記載されておりますが、3,4日間を要することから、渡航の1週間程度前には同登録を実施しただくことをお勧めいたします。
(保健省HP:入国方針等)
https://covid19.moph.gov.qa/EN/travel-and-return-policy/Pages/default.aspx
(お問い合わせ先)
在カタール日本国大使館 領事班
電話: (+974)4440 9000
FAX:(+974)4029 3655
メール: eojqatar@dh.mofa.go.jp