2022.01.13
ナミビア|現行措置の継続(2022年1月16日~)
1月13日、ガインゴブ大統領及びシャングラ保健・社会サービス大臣は会見を開き、前回会見(昨年12月14日)以降の新型コロナ感染状況等について説明するとともに、16日以降の措置を発表しました(現行措置から大きな変更なし)。主要な点は以下のとおりです(今回発表された原文は以下のリンクをご覧ください。)。
(大統領ステートメント)https://www.na.emb-japan.go.jp/files/100288448.pdf
(保健大臣ステートメント)https://www.na.emb-japan.go.jp/files/100288447.pdf
1(大統領の説明要旨)
(1)我々は、昨年11月にオミクロン株発生で始まった第四波の真っ只中にいる。国際社会の全ての市民が安全になるまでは、我々自身も安全であるとは言えない。新型コロナとの闘いに勝利するためには、対人距離の確保、手の消毒、マスク着用をはじめとする所要の措置を市民一人一人が遵守し、たゆまぬ努力を続けることが必要である。また、非科学的で有害なデマ情報の流布は、人命と国民の生活保護を最優先とする政府の努力を損なうものである。そのような情報の流布はやめてもらいたい。
(2)ワクチン接種率は相変わらず低水準で、1月11日現在、2回接種完了率が特に低いのは、ザンベジ州(6%)、オハングウェナ州(9%)、オムサティ州(9%)、オシコト州(9%)、オシャナ州(10%)。逆に高いのは、ハーダップ州(23%)、西カバンゴ州(19%)、オマヘケ州(19%)、クネネ州(18%)、カラス州(18%)。首都所在州たるコマス州は17%にとどまっている。
(3)ワクチンは、重症化や死亡を防ぐ効果的な手段である。接種するかしないかは個人の判断であるが、集団的な安全の確保という観点も考慮に入れて、接種を強く要請したい。また、ワクチン接種は、経済再生にも最大のチャンスをもたらすものである。
2(保健・社会サービス大臣の補足説明要旨)
(1)昨年12月14日の会見以降の新規感染者数は19,846人であり、再感染事例が増えていることが懸
念される。前回会見時に比べ、陽性率は11%から27%に増加、累計での治癒率(92%)は2.7%低下、現在感染者数(10,418人)は3倍に増加、死者数は27人から181人へと92.8%増加した。
(2)ワクチン接種について、1回接種完了者は411,163人(ターゲット人口の22.7%)、2回接種完了者は348,552人である。巷では、ワクチンに関する誤情報が広まっていることが懸念されるが、以下の統計に示されるとおり、ワクチンの効果は疑う余地がない。また、未接種者が接種証明書を不正に取得する事例も報告されているが、それは犯罪であるので、そのような行為に及ばないよう警告する。
ア 新規感染者の81%はワクチン未接種者である。
イ 入院患者の97%はワクチン未接種者である。
ウ ICU入院患者の94%はワクチン未接種者である。
エ 死者の91%はワクチン未接種者である。
3 16日から2月15日までの新型コロナ措置(集会の人数制限(上限200人)をはじめ、現行措置からほぼ変更なし。ナミビア入国の要件についてのみ以下に概要を記述します。)
【ナミビア入国の要件】
(1)ナミビア人、ナミビア永住者、又はトラック運転手であって、ワクチン接種を完了した者は、有効かつ真正なワクチン接種証明書を提示すれば入国が可能である(PCR陰性証明書は不要)。
(2)上記(1)のカテゴリーに該当しない渡航者は、入国前72時間以内に検体を採取して取得したPCR陰性証明書の提示が必要である。なお、ナミビア国籍以外の者であって、入国前72時間以内に検体を採取して取得したPCR陰性証明書又は隔離終了証明書を提示できない者は、入国を拒否される。
(連絡先)
在ナミビア日本国大使館 領事班
住所:78 Sam Nujoma Drive, Klein Windhoek, Windhoek, Republic of Namibia
開館時間:8:30-12:45 13:45-17:00
電話:+264 61 426 700
FAX: +264 61 426 749
E-mail:consul@wh.mofa.go.jp
ホームページ: http://www.na.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html