2021.12.06
ネパール オミクロン株の発生と入国管理強化(2021年12月3日0時~)
(ポイント)
●12月6日、ネパール保健人口省は、ネパール国内でのオミクロン株の発生について以下のとおり発表しました。また、ネパール入国管理局はアフリカ諸国8カ国と香港から出国または経由し、または過去3週間以内にこれらの国の滞在歴がある者の入国を12月3日から禁止することを発表しています。
1 ネパール保健人口省は、12月6日にネパール国内において2名のオミクロン株への感染が確認されたと発表しました。
(1)一人目の66歳の外国人は、11月19日にトリブバン国際空港を利用し、ネパールに入国しました。その際、PCR検査の陰性証明書を所持していましたが、その後、Covid-19の症状が出たため、11月23日にPCR検査を行った結果、陽性と判明しました。
(2)二人目は同外国人の濃厚接触者である71歳のネパール人男性であり、同人もCovid-19の症状が出たため、11月23日にPCR検査を行い、陽性と判明しました。
(3)2名のサンプルにつきNational Public Health Laboratoryでさらなる検査をしたところ、オミクロン株であることが、5日に確認された由です。
(4)現在、2名はネパール政府が定めた基準により、隔離されています。また、両名の濃厚接触者66名については、PCR検査を行い、全員が陰性であったことを確認されているとのことです。
2 ネパール入国管理局は、オミクロン株の出現を受け、アフリカ諸国8カ国(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイ)と香港から出国または経由し、または過去3週間以内にこれらの国の滞在歴がある者を、12月3日0時から入国禁止することを発表しました。
ネパール保健人口省は、今後、オミクロン株の蔓延のリスクがある国をさらに特定し、ネパール入国管理局は渡航に関する勧告を再度行うこととしています。
また、ネパール入国管理局は、全ての旅行者に対して、緊急の場合を除き、上記の国・地域への渡航を中止することを要請しています。
上記以外の旅行者の出入国に関しては、9月24日に通知されたTravel Advisoryによって規制されることとなります。
(ネパール入国管理局ホームページ)
https://www.immigration.gov.np/post/notice-regarding-travel-restriction
https://www.immigration.gov.np/post/travel-advisory
3 南アフリカからWHOに初めて報告された新たな変異株(オミクロン株)は、すでに欧州各国などでも検出されており、感染の拡大が懸念されております。今後の感染拡大にも注意が必要な状況を踏まえ、当地に滞在している邦人の皆さまにおかれましては、外出する場合には、引き続き、適切なソーシャル・ディスタンス(2m以上)を取り、3密(密閉・密集・密接)を避け、マスクの着用・手指消毒を行う等、各自十分な感染対策をしていただき、感染状況に関する報道等の情報をご確認くださいますよう、お願いいたします。
※ この情報は、お知り合いや旅行者等にもお知らせください。
※ 在留邦人で在留届を提出されていない方がおられましたら、大使館へ在留届を提出するようおすすめ願います。
オンライン在留届HP:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/index.html
※ 近く帰国・離任を予定されている方、または既に帰国されている方は速やかに大使館までご連絡下さい。
大使館代表電話:4426680
※ 閉館時(休館日や夜間など)には、上記通常の代表電話から緊急電話対応者に転送されます。