2021.11.22
オランダ 新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための措置に反対する抗議行動
11月19日(金)夜から翌20日(土)にかけて、ロッテルダム市中心地において新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための措置に反対する抗議行動が行われ、これが車両への放火や建物の破壊等を行ういわゆる暴動へと発展する事態が発生しました。これは、当初はオランダ政府の2G政策(ワクチン接種証明書、回復証明書、陰性証明のいわゆる3Gから、陰性証明を除いたもの)に反対する、事前の許可を得ていない抗議行動として始まりましたが、抗議行動の一部が暴徒化する中で、怪我人及び多くの逮捕者が出るとともに、警察が発砲する事態にまで発展しました。
また、11月20(土)晩には、エンスヘデー市、ハーグ市、ルールモント市等の幾つかの都市でも、主に若者による暴動が発生し、多くの逮捕者が出ています。
オランダ政府による新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための措置は、12月3日(金)に再評価されることになっていますが、今後も、各地にて事前の申請などがない抗議行動が行われ、その参加者の一部が暴徒化することも考えられます。このような事態が発生した場合、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、興味本位で近づかないでください。また、このような暴動は夜遅くに発生する傾向がありますので、夜の外出には特に注意するとともに、外出中にこのような状況に遭遇した場合には、身の安全を確保の上、速やかにその場から離れるようにしてください。
在オランダ日本国大使館
電話番号: +31-(0)70-3469544
Eメールアドレス: consul@hg.mofa.go.jp
ホームページ: https://www.nl.emb-japan.go.jp/indexj.html