2021.11.03
オランダ コロナ・エントリー・パスの使用とマスク着用義務の強化(2021年11月6日~)
本11月2日(火)、オランダ政府は、新型コロナウイルス対策措置の一部強化について発表しましたので、概要をお知らせします。
なお、オランダ政府の発表の詳細につきましては、以下をご参照ください。
https://www.government.nl/latest/news/2021/11/02/press-conference-2-november-2021
1 基本的なルールの順守
ワクチン接種を受けているかどうかにかかわらず、基本的なルール(症状がある場合には検査を受ける、陽性の場合は自宅に留まる、1.5メートルの距離を保つ、握手しない、手洗いを行う、咳やくしゃみは肘でする、換気を十分に行う)を守ることが引き続き重要である。
2 在宅勤務(11月3日から適用される措置)
11月3日から、在宅勤務に関するアドバイスは、「少なくとも半分の時間は在宅勤務」に引締められる。出勤及び外出する人は、人混みやラッシュアワーをできるだけ避けること。
3 マスク着用義務の強化(11月6日から適用される措置)
11月6日から、コロナ・エントリー・パスが使用されていないすべての公共の屋内では、マスクの着用が義務づけられる。これらの場所には、次のような場所が含まれる。
(注:一部抜粋です。詳細はオランダ政府のHPをご参照ください。)
○スーパーマーケット、ショップ、図書館
○駅構内、路面電車やバスの停留所
○空港や飛行機内
○MBO(中等職業学校)や大学の教室以外の場所
これらの場所でマスクを着用していない場合には、95ユーロの罰金が科されるリスクがある。
4 コロナ・エントリー・パスの使用拡大(11月6日から適用される措置)
11月6日から、以下の場所においても、コロナ・エントリー・パスとIDの確認が必須となる。
(注:一部抜粋です。詳細はオランダ政府のHPをご参照ください。)
○テイクアウトを除く、屋内と屋外の飲食店(注:テラスも対象になります。)
○劇場、コンサートホール、映画館などの文化施設
○美術館やモニュメント、人の流れがある場所
○見本市や特定のスポーツイベントなど固定の座席がなく、人の流れがあるイベント
○フェスティバル、パーティー
○ビジネスイベント
○プロとアマチュア両方のスポーツ観戦(18歳以上の観客のみ)
○18歳以上の者が屋内及び屋外で団体で行う、ジム、グループレッスン、サッカー、水泳などのスポーツの練習
○18歳以上の者が団体で行う、音楽レッスンや絵画レッスン、歌、ダンス、演劇のリハーサル
○18歳までの子供が団体で行う活動は、コロナ・エントリー・パスの使用義務から除外される。
5 ワクチンのブースター接種(ワクチンの追加接種)
ワクチンのブースター接種は、12月から、GGDに来ることができる80歳以上のすべての者を対象に開始される。また、医療サービスを提供する施設に住む18歳以上のすべての者にも提供される。1月からは、60歳から80歳までの人々が高齢の者から順にブースター接種の招待状を受け取る。その翌月、患者と直接接触する医療従事者もブースター接種の対象となる。
6 今後の展望
政府は、コロナ・エントリー・パスの使用の法制化を検討している。状況は、OMT(注:政府に対して勧告を行う専門家会議)のアドバイスに基づいて11月12日に再評価される。
在オランダ日本国大使館
電話番号: +31-(0)70-3469544
Eメールアドレス: consul@hg.mofa.go.jp
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