2021.10.06
ノルウェー コロナ証明書承認国・地域の拡大:日本のワクチン接種証明書は未承認
●5日、保健介護省は、自己検査キット使用対象者の優先順位、65歳以上の者を対象としたワクチン追加接種実施及びコロナ証明書承認国・地域の拡大などに関するプレスリリースを発出したところ、それぞれの概要は以下のとおりです。
1 自己検査キット使用対象者の優先順位等
(1)5日、政府は、病状が一般的に危険な感染症と思われる場合に限り、無料のCOVID-19検査を提供する旨を決定した。
(2)また、自己検査キットは、症状のある者、ワクチン未接種の濃厚接触者及びワクチン未接種の未成年者を対象とした定期検査のために優先的に提供される。
(3)その他、詳細は、以下のプレスリリースでご確認ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/oppfriskningsdose-til-alle-over-65-ar/id2873771/
2 65歳以上の者を対象としたワクチン追加接種実施等
(1)5日、政府は、65歳以上のすべての者を対象に新型コロナワクチンの追加接種を行うことを決定した。ノルウェー公衆保健研究所(FHI)は、医療従事者も追加接種をすべきかについて検討している。
(2)ノルウェーの新型コロナワクチン接種計画で使用されるワクチンは、新型コロナウイルスが原因である深刻な病状に対して高い予防効果があるが、免疫力が著しく低下している者を対象に、すでに3回目のワクチン接種が行われている。
(3)インフルエンザワクチン接種が完了した後、10月から11月の月の変わり目から、新型コロナウイルスのワクチンの追加接種を行うことになる。ワクチン接種の時期は、自治体間で異なることになる。
(4)また、1回接種ワクチンであるヤンセン社製ワクチンを1回接種した者に対し、mRNAワクチンの1回の追加接種を行うべきというFHIの推奨に従うことを決定した。ノルウェーにおける個人ワクチン接種状況登録システム「SYSVAK」には、ヤンセン社製ワクチンを接種した者が4,000人強登録されている。
(5)その他、詳細は、以下のプレスリリースでご確認ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/oppfriskningsdose-til-alle-over-65-ar2/id2873778/
3 コロナ証明書承認国・地域の拡大(現時点では、日本のワクチン接種証明書は、これに含まれていません)。
(1)WHOの緊急使用リスト記載のインド製AstraZenecaワクチンのコヴィシールド(Covishield)及びシノヴァック社製コロナヴァック(CoronaVac)の接種者であって、EUの取り組みに従い、QRコードを用いて確認できるコロナ証明書の所持者は、5日(火)12時からノルウェー入国に際するすべての検疫措置が免除される。
(2)なお、10月5日時点で、ノルウェー政府が承認しているコロナ証明書の発行国・地域は、以下のとおり。
・EEA及びシェンゲン域内
ベルギー、ブルガリア、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ギリシャ、アイルランド、アイスランド、イタリア、クロアチア、キプロス、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、チェコ、ドイツ、ハンガリー、オーストリア
・EEA及びシェンゲン域外
アルバニア、イングランド、フェロー諸島、イスラエル、モロッコ、北アイルランド、北マケドニア、パナマ、サンマリノ、スコットランド、スイス、トルコ、ウクライナ、バチカン市国、ウェールズ
(3)その他、詳細は、以下のプレスリリースでご確認ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/flere-vaksiner-godkjennes-i-koronasertifikatet2/id2873763/?expand=factbox2871368
【送信元】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話: (+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp