2021.10.01
パキスタン 出入国時に必要なワクチン接種証明について一部規定変更(2021年10月1日~)
【ポイント】
○9月30日付パキスタン航空当局(CAA)公告によると、10月1日以降、パキスタン国内を発着する国際線・国内線を利用する「18歳以上」の搭乗者は新型コロナウイルスワクチン接種証明書又は接種できないことを証明する書類が必要となります。
『ただし、同措置は国際線にてパキスタン出国時に限り、「外国人又は外国旅券保持者」へは適用されません。』
○パキスタン入国時の抗原検査(RAT) (6歳以上が対象)で陰性となった場合、自主隔離の必要はなくなりました。
○引き続き、パキスタンに到着する国際線の乗客に義務づけている「出発前72時間以内のRT-PCR検査陰性証明書」の対象は、6歳以上となっております。
【本 文】
1 パキスタン航空当局(CAA)は9月30日、「10月1日以降パキスタン国内を発着する国際線・国内線搭乗者へのガイドライン」の変更を発表しました。主な変更点は以下のとおりです。
(1)パキスタン国内を発着する国際線・国内線を利用する「18歳以上」の搭乗者は新型コロナウイルスワクチン接種証明書又は接種できないことを証明する書類が必要となります。
*9月3日付発表では「17歳以上」とされていました。
(2)上記措置は、「外国人又は外国旅券保持者」が国際線にてパキスタンを出国する場合には適用されません。
(3)パキスタン入国時の抗原検査(RAT) (6歳以上が対象)で陰性となった場合、「自主隔離の必要はなくなりました。」
*入国後、10日間自主隔離は撤廃されました。
(4)パキスタン入国時の抗原検査(RAT)で陽性となった場合、10日間、政府が指定する施設又は自費負担による隔離施設に移動。8日目にPCR検査を受検し、陰性であれば自宅等へ移動可能。再度、陽性の場合は保健当局の指示に従い入院等の処置がとられる。
*隔離施設が政府指定施設のみから、自費負担による隔離施設が選択できるようになりました。
(5)外国人又は外国旅券保持者の内、18歳未満の搭乗者は国内線においても、ワクチン接種証明書は必要ありません。
(6)外国人又は外国旅券保持者の内、10月1日以前にパキスタンに入国した全ての搭乗者は国内線においても、ワクチン接種証明書は必要ありません。
2 引き続き、パキスタンに到着する国際線の乗客に義務づけている出発前72時間以内のRT-PCR検査(*1)陰性証明書の対象は6歳以上となっております。詳細は、ご利用予定の航空会社・旅行代理店等にお問い合わせください。
*1:RT-PCR検査に用いる検体採取部位については、鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal Swab)を用いた検査が原則となっています。
3 カテゴリーCに該当する国(*2)からの入国は国家指揮運用センター(NCOC)が規定する特例を除き入国禁止となっています。
*2:カテゴリーCに指定された26か国(9月24日以降)
コスタリカ、エチオピア、グアテマラ、イラン、イラク、モンゴル、メキシコ、フィリピン、スロベニア、南アフリカ、タイ、トリニダードトバゴ
4 当処置は、今後、パキスタン国内のCOVID-19感染状況により適宜変更されますので、引き続き、政府当局の発表にご注意ください。
5 パキスタン国家指揮運用センター(NCOC)によれば、日本政府が発行するワクチン接種証明書はパキスタン出入国時の接種証明として有効であると認められる由です。なお、日本政府が発行するワクチン接種証明書の詳細につきましては、以下のサイトにてご確認ください。
○厚生労働省HP:「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_certificate.html
6 なお、外務省広域情報など当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○当館ホームページ:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全ホームページ(パキスタン):
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_011.html#ad-image-0
○緊急時の連絡先:051-9072500(在パキスタン日本国大使館代表)