2021.09.23
ナイジェリアにおけるワクチン接種状況
【ポイント】
21日、ナイジェリア一次医療促進局(NPHCDA)のシュアイブ長官が記者会見し、ナイジェリアにおけるワクチン接種状況、英国の新たな渡航勧告措置、ワクチン接種の効用、ワクチン接種カード不正取得への対応、ワクチン接種後の副反応などについて説明しました。
【本文】
1.21日、ナイジェリア一次医療促進局(NPHCDA)のシュアイブ長官が記者会見し、ナイジェリアにおけるワクチン接種状況、英国の新たな渡航勧告措置、ワクチン接種の効用、ワクチン接種カード不正取得への対応、ワクチン接種後の有害事象の症例などについて述べるところがありましたので、ご参考までに、概要を以下のとおりお知らせいたします。
なお、詳細は以下のURLから閲覧可能です。
https://www.facebook.com/NPHCDA/posts/220943176740775
(1)9月20日時点のワクチン接種者は、合計4,487,367人。
(2)英国政府が10月4日から導入する新たな渡航勧告では、これまで新型コロナ感染状況に係る国の分類をグリーン、アンバー及びレッドという3分類(注:ナイジェリアはアンバー)が、レッドとグリーン2分類に簡素化されます。英国政府関係者との話し合いの状況から、ナイジェリアはレッド・リストには入らず、ナイジェリアからの英国入国に関する渡航制限に変更はない見込みです。
(3)ワクチンを接種した人が新型コロナウイルスに感染した場合について、ワクチンを接種している人は、ウイルスに対する抗体等を持っており、重症化を防ぎ、罹患期間を短くすることにつながります。他方、ワクチンを接種しない場合、抗体がないため、適応免疫反応が始まるまでに数日かかることから、罹患期間も長くなり、より重篤な症状を引き起こす可能性が高くなります。
(4)ワクチン接種をしないまま接種カードを入手しようとする行為は、犯罪であり、法律で罰せられることとなります。ワクチン接種カードを売買した疑いのある事例があれば、直ちに最寄りの法執行機関、又は、NPHCDAに対し、以下の連絡先を通じて報告してください。
COVID-19ホットライン:07002201122
NPHCDA のウェブサイト:www.nphcda.gov.ng/complaints
(5)いわゆる職域ワクチン接種は現在も継続しており、無料で提供されていますので、企業等は、NPHCDAのウェブサイト(www.nphcda.gov.ng)にアクセスし、職域ワクチン接種チームを派遣するために必要な情報を入力してください。
(6)予防接種後の副反応(AEFI:Adverse Events Following Immunization)ですが、ワクチン接種の第2フェーズにおいて、モデルナ製ワクチンについては、非重篤な副反応が4,349件、重篤な副反応が40件、アストラゼネカ製ワクチンについては、非重篤な副反応が1,115件、重篤な副反応が38件報告されています。これらの症例は順調に治療されており、被害を受けた人々は元気に通常の業務に戻っています。ナイジェリア国民には、副反応を報告するために、Med-Safetyアプリをダウンロードするか、最寄りの政府機関の医療施設に直接報告することをお勧めします。
NAFDACのMed-Safetyアプリに関するサイト:
https://www.nafdac.gov.ng/wp-content/uploads/Publications/Others/Events_PDF/how-to-download-the-med-safety-app-1-1.pdf
(7)ナイジェリアにおける新型コロナの更なる感染拡大を防ぐために、推奨されているnon-pharmaceutical measure(身体的距離の確保、マスク着用、手洗い等)の遵守を引き続き奨励します。
○在ナイジェリア日本国大使館(領事班/医務班)
Consular Section, Embassy of Japan
所在地:No.9, Bobo Street, Maitama, Abuja, NIGERIA.
電話:(234)(0)90-6000-9019
:(234)(0)90-6000-9099
(通常の電話受付時間:土日祝日を除く、08:00~12:00、13:00~17:30)
メール:visanigeria@la.mofa.go.jp