海外

2021.08.21

ベルギー 9月1日より多くの制限が解除

ベルギーにお住まいの皆様、及びたびレジ登録者の皆様へ

20日、協調委員会が行われ、首相府よりコミュニケが発出されましたので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。
(参照アドレス:ドゥ=クロー連邦政府首相ホームページ)
https://www.premier.be/fr/comite-de-concertation-levee-de-nombreuses-restrictions-des-le-1er-septembre

【仮訳】
タイトル:9月1日より多くの制限が解除される。
 
協調委員会は本日、我が国の感染状況について詳細に議論した。「夏」計画の目標が達成されたので、9月1日より、いくつかの制限が解除される。他方、全てのコミューンでワクチン完全接種率が70%に到達するためには追加的な努力が必要であり、これは、全国民のワクチン完全接種への出発点。
協調委員会は、感染者数がゆっくりではあるが、持続的な増加傾向にあることに注目。しかし、コロナ委員会は、特に病院において、引き続き管理可能な状況にあると確認。これはワクチン接種キャンペーンの成功のおかげ。我が国の65歳以上の人々と脆弱な人々の90%以上がワクチン接種を完了しおり、全人口の70%近くがワクチン接種済み。こうした成果により、ベルギーはEU及び世界において、ワクチン接種における最もパフォーマンスの高い国の一角を占めている。
 
「夏」計画の新たな段階
成人のワクチン接種率70%という目標が達成されたため、協調委員会は、9月1日より「夏」計画の次の段階に進むことを決定した。具体的には、以下のとおり。

1 私的空間での会合
自宅又は観光宿泊施設における人の受入れに制限がなくなる。

2 テレワーク
協調委員会は、テレワークを構造的に固定するよう企業に促す。

3 飲食業活動
開店・閉店時間(ケータリングサービスを含む)、着席数、着席している人々の間の距離、テラス、音響レベル及びバー・サービスに関する制限がなくなる。座席のみの提供義務も撤廃される。
飲食施設内を移動する際のマスク着用義務は維持される。
ディスコ及びダンスホールは、面積に応じた空気の質、換気、最大収容能力に係るより厳格な規則に基づき、10月1日以降、再開できる。10月1日以降、カフェでのダンスも可能。連邦構成体は、常にこれらのモダリティのより厳格な適用を決定することができる。

4 企画準備された活動
クラブ及び団体などによって企画準備された活動への制限がなくなる。

5 私的な祝宴
結婚式などの私的な祝宴でのビュッフェ及びダンスに適用される制限は解除される。

6 宗教
民事婚、葬儀、哲学・宗教団体における非宗教的な精神的支援の個別及び集団での実施、礼拝又は非宗教的な精神的支援を目的とした建物への個別又は集団訪問に関する制限、マスク着用義務は維持される。

7 イベント・セクターとCovid Safe Ticket
屋内で200人未満、屋外で400人未満を集めるイベントに関する制限は、管轄の地方当局が別段の決定をしない限り解除される。屋内で200人以上、屋外で400人以上を集めるイベントでは、9月1日以降、Covid Safe Ticketを使用できる。この場合のみ、マスク、社会的距離、CIRM / CERMに関する義務はなくなる。
10月1日より、屋内で500人、屋外で750人を集めるイベントに対しては制限が終了する。
ブリュッセル首都圏のいくつかのコミューンにおいてワクチン接種率が低いことに鑑み、ブリュッセル首都圏地域政府は、特に飲食業とテレワークの分野における9月1日からの一連の緩和を適用しないことを示した。
 
マスク着用義務及び距離の遵守
マスク着用及び、1.5メートルの安全距離の遵守は、引き続きウイルス拡散を防ぐ重要な手段。これが、公共交通機関及び駅、店舗及び商業施設の中、飲食施設内で移動する時、会議室、商業フェア、講堂、宗教施設、裁判所、図書館の中、またイベントの際など一連の状況において、引き続きマスクの着用が義務付けられている理由。商店街、例年のマルシェ、フェアなどの賑やか場所では、管轄の地元当局が定めるとおり、引き続きマスク着用が義務。
9月1日以降、企業、公的団体、協会における一般にアクセス可能なスペース同様、地元当局が別段の決定をしない限り、屋内で200人未満、屋外で400人未満を集めたイベント及び私的な祝宴について、文化、祝祭、スポーツ、レクリエーション、イベントの各セクターでは、マスク着用は義務でなくなる。
 
医療従事者の義務的なワクチン接種
COVID-19との闘いにおける医療従事者の重要な役割と患者の保護を最大化する必要性に鑑み、協調委員会は、個人事業主を含むすべての医療従事者に対して、ケア施設同様、外来部門においても、いかなるモダリティの下で義務的なワクチン接種を実施できるか模索したい。
公衆衛生大臣はまた、ケア施設による医療従事者のワクチン接種率を遅滞なく公表するよう促されている。
 
完全なワクチン接種を達成するための追加的な努力
完全なワクチン接種は、引き続き疫学的動向への主要な対応。
ウイルスの伝播及び病院の負担を減らすために、国民の完全なワクチン接種に向けた中間段階として、すべてのコミューンでワクチン完全接種率が70%に到達する必要がある。
いくつかのコミューンで、ワクチン接種率はこの水準を下回っている。これは3つの地域に当てはまるが、特にブリュッセル首都圏地域に当てはまる。
したがって協調委員会は、特に戸別訪問などを通じ、住民の意識を高め、ワクチン接種を家庭や職場に身近なものにするための活動を組織しようとするブリュッセル首都圏地域政府の意向を支持する。ブリュッセル首都圏地域はまた、テレワークを強く奨励(vivement encourager)し続けている。
疫学的又はワクチン接種の状況がそれを必要とするコミューンのある連邦構成体には、イベント以外の活動のためにCovid SafeTicketを準備する可能性が付与される。

ポスト連邦フェーズの準備
コロナ委員会及び危機管理センターは、将来的な連邦フェーズの終了及びポスト連邦フェーズをどのように構築するかについての詳細な報告作成を担当。特に連邦フェーズの終了を支援し、任務の移転を確実にするため、コロナ委員会の任期は6か月延長される。

■■領事メールのバックナンバーはこちらから■■
https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/consular_merumaga.html

■■ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています(毎日午前4時に更新)
https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html

【お問い合わせ先】 
在ベルギー日本国大使館 
住所:Rue Van Maerlant 1, 1040 Bruxelles, Belgique 
電話:(02) 513-2340, 500-0580(領事部) 
Fax :(02) 513-4633 
ホームページ: http://www.be.emb-japan.go.jp/japanese/index.html
当館休館日:https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/aboutus_embassy.html

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