2021.08.09
ザンビア 大統領選挙等の総選挙に伴う投票に関する注意喚起
8月12日に大統領選挙や国民議会議員選挙等の総選挙に伴う投票が予定されており、現在ザンビア全土において各政党による選挙運動が行われています。
これまでの選挙運動期間中に政党間の衝突や襲撃事件が多数発生し、死傷者が発生しています。また、過去の総選挙において、投票日から開票結果発表の期間にも治安情勢が悪化したケースがあり、今回の選挙運動期間中の動向に照らせば、選挙結果次第で緊張が高まる可能性も排除されません。
こうした中で、ザンビア政府は軍に治安確保の任務を与え、また、警察当局も予備要員の動員をかける等の対策を表明していますが、在留邦人の皆様におかれましては、場所や状況によりこうした場面に遭遇する可能性も排除されないため、外出先において周囲の状況に一層の注意を払う等、十分留意されて行動するようお願いいたします。また、関連情報を確認していただくとともに、人口密集地や集会等の大勢の人が集まる場所に近づかない等の慎重な行動をしていただき、ご自身の安全確保に努めていただくようお願いいたします。
【選挙関連の治安情勢(公開情報による)】
6月4日未明、西部州モング(Mongu)において、PF関係者1名が何者かに襲撃され火を放たれて死亡。この際、現場付近でUPND関係者による会議が行われており、右関係者の関与疑い。
6月6日、コッパーベルト州ンドラ(Ndola)において、PF関係者1名が何者かに首をナイフで刺され死亡。現場付近では野党UPNDの選挙運動が行われ、治安当局との衝突が確認され、6名が負傷。
6月7日、北西部州ソルウェジ(Solwezi)において、与野党間の衝突があり、数名が負傷。
6月10日、ムチンガ州ナコンデ(Nakonde)において、UPND関係者が警察署を襲撃し、警官2名が負傷、警察車両が破壊。
6月11日、ルサカ州ローマ地区(Roma)において、車両2台が破壊され、UPND関係者の関与疑い。
6月13日、北部州カサマ(Kasama)において、PF関係者7名が襲撃に遭い負傷。
6月15日、選挙管理委員会は治安悪化に伴い14日間の選挙運動(Roadshow)を禁止(同29日に解除)。
6月17日、西部州において、PF事務所が襲撃に遭い、右施設が破壊され数名が負傷、UPND関係者の関与疑い。
6月23日深夜2時、西部州カオマ(Kaoma)において、PF事務所が何者かに襲撃され、右施設が破壊され3名が負傷。UPND関係者の関与疑い。
7月20日、ルサカ州チャワマ(Chawama)において、PF事務所が何者かに放火され右施設が損傷。
7月21日、警察は選挙掲示板等の選挙関連資材の破壊や銃、斧等の不法所持容疑により、与野党関係者61名を逮捕。
7月23日、中央州チサンバ(Chisamba)において、暴動により警察署施設や警察車両が破壊され、一般人が負傷。警察はUPND関係者108名を逮捕。
7月30日、西部州モング(Mongu)において、与党に投票しないよう地域の人々を脅迫した疑いにより、警察はUPND関係者11名を逮捕し、軍用小銃(AK-47)を2丁回収。
7月30日、ルサカ州カニャマコンパウンド(Kanyama compound)において、2名のPF関係者が殺害され、殺害容疑によりUPND関係者4名と同党幹部43名を逮捕。
【問合わせ先】
在ザンビア日本国大使館
Embassy of Japan in Zambia
住所:No.5218, Haile Selassie Avenue, Lusaka, Zambia
電話:+260-211-251-555
領事担当携帯:
+260-977-77-1205
+260-977-77-1206
領事メール:jez.consul@lu.mofa.go.jp
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