2021.07.27
クロアチア 出入国制限に関する新たな措置(2021年7月26日~8月15日)
●7月26日午前10時時点、クロアチアにおける新型コロナウイルスの累計感染者数は362,648名(7月23日午前10時から7月26日午前10時にかけての増加数は343名(24日191名、25日125名、26日27名))、累計治癒者数は353,477名(同374名)、累計死者数は8,247名(同2名)です。これまでに、2,251,838件(同15,469件)の検査が行われています。
●クロアチアでは、7月26日午前10時時点で、924名の感染者がいる状況です。
●7月23日、クロアチア市民保護本部は、新たな出入国制限措置を発表しました。この措置は、これまで実施されてきた現行の措置に修正が加わったものとなっており、7月26日から8月15日まで有効です。主な変更点として、ワクチンの接種証明の有効期間が、接種から210日までから270日に延長されたことなどがあります。
●クロアチアでは7月31日まで、集会・行事の制限、飲食施設の営業制限等の感染症対策措置が実施されています。措置を遵守しない場合、罰則が科される場合もあります。
●クロアチアに滞在する邦人の皆様におかれましては、身体的距離の確保や手洗い等を励行し、引き続き感染防止に努めてください。
○7月23日、クロアチア市民保護本部は、出入国制限に関する新たな措置を発表しました。この措置は、これまで実施されてきた現行の措置に修正が加わったもので、7月26日から8月15日まで実施されます。この措置の中で、日本人のクロアチア入国に必要な主な要件は、次のとおりになります。
1 EU市民及びシェンゲン協定加盟国において長期滞在資格を持つ方
EUデジタルCOVID証明書を所持している方は、制限なく入国できます。
同証明書を所持していない方は、以下(1)~(6)のいずれかの条件を満たすことにより、入国できます。ただし、EU・シェンゲン協定加盟国であっても、欧州疾病予防管理センター(ECDC)による感染状況等に応じた色分けで「赤色」または「濃い赤色」に分類される国・地域については、クロアチア公衆衛生局が当該国・地域を「特別な疫学的措置が必要な対象国のリスト」に追加した場合、クロアチア入国に際し、下記3の条件が課されます。
(1)実施から72時間以内のPCR検査、または、実施から48時間以内のEU加盟国で承認されている抗原検査の陰性証明書の提示。
(2)EUで使用されている新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製、モデルナ社製、アストラゼネカ社製、ガマレヤ社製、シノファーム社製)を2回接種したことの証明書。または、1回接種型のワクチン(ヤンセン/ジョンソン&ジョンソン社製)を接種してから14日以上経過したことの証明書。いずれも接種から270日までのものが有効。
(3)新型コロナウイルスに感染し、治癒したことの証明書及び発症の日から6か月以内にワクチンを1回接種したことの証明書。ただし、ワクチン接種証明書は、クロアチア入国から270日前までに接種したものが有効。
(4)ファイザー社製、モデルナ社製、またはガマレヤ社製ワクチンの1回目の接種から22日以上経過し、42日以内であることの証明書、もしくは、アストラゼネカ社製ワクチンの1回目の接種から22日以上経過し、84日以内であることの証明書の提示。
(5)陽性結果の判明から11日以上経過し、270日以内のPCR検査またはEUで承認された抗原検査の証明書、もしくは、医師が発行した治癒証明書の提示。
(6)クロアチア入国後、ただちにPCR検査、または、抗原検査を受け、陰性結果が出るまで自主隔離する。検査を受けられない場合は、10日間の自主隔離。
2 EU市民及びシェンゲン協定加盟国において長期滞在資格を持たない方
以下(1)~(5)のいずれかの条件を満たすことにより、入国できます。(※観光目的での入国の場合、支払い済みの宿泊施設予約票等、観光であることを証明する書類の提示が求められます。)
(1)実施から72時間以内のPCR検査、または、実施から48時間以内のEU加盟国で承認されている抗原検査の陰性証明書の提示。
(2)EUで使用されている新型コロナウイルスワクチン(ファイザー社製、モデルナ社製、アストラゼネカ社製、ガマレヤ社製、シノファーム社製)を2回接種してから14日以上経過したことの証明書。または、1回接種型のワクチン(ヤンセン/ジョンソン&ジョンソン社製)を接種してから14日以上経過したことの証明書。いずれも接種から270日までのものが有効。
(3)新型コロナウイルスに感染し、治癒したことの証明書及び発症の日から6か月以内にワクチンを1回接種したことの証明書。ただし、ワクチン接種証明書は、クロアチア入国から270日前までに接種したものが有効。
(4)陽性結果の判明から11日以上経過し、270日以内のPCR検査またはEUで承認された抗原検査の証明書、もしくは、医師が発行した治癒証明書の提示。
(5)クロアチア入国後、ただちにPCR検査、または、抗原検査を受け、陰性結果が出るまで自主隔離する。検査を受けられない場合は、10日間の自主隔離。
3 特定の国・地域からの入国について
クロアチア公衆衛生局が発行する「特別な疫学的措置が必要な対象国のリスト」に掲載された国または地域からクロアチアへ入国する方は、入国時に以下のいずれかの条件を満たすことが求められます。
(1)実施から48時間以内のPCR検査陰性証明の提出及びクロアチア入国から14日間の自主隔離。ただし、入国から7日後以降に自費でPCR検査を受け、結果が陰性であれば、自主隔離機関を短縮することができます(7月26日時点、南アフリカ共和国、ブラジル、タンザニアのザンジバルが該当)。
(2)ワクチン接種証明または治癒証明の所持の有無にかかわらず、入国前72時間以内に実施したPCR検査、または、入国前48時間以内に実施したEU加盟国で承認されている抗原検査の陰性証明の提示(7月26日時点、インド、英国、キプロス及びロシアが該当)。
【参考情報】
●クロアチア政府の新型コロナウイルス関連ウェブサイト
https://www.koronavirus.hr/
●クロアチア市民保護本部ウェブサイト
https://civilna-zastita.gov.hr/
●クロアチアへの入国に関する情報及び質問フォーム(クロアチア内務省/英語)
https://mup.gov.hr/uzg-covid/english/286212
●欧州疾病予防管理センター(ECDC)ウェブサイト(※ EU加盟国等の感染者状況)
https://www.ecdc.europa.eu/en/cases-2019-ncov-eueea
【問い合わせ先】
在クロアチア日本国大使館 領事班
住所:Boskoviceva 2, 10000 Zagreb, Croatia
電話:+385-(0)1-4870-650
ファックス:+385-(0)1-4667-334
メール:consul@zr.mofa.go.jp
ホームページ:https://www.hr.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html