2021.05.27
ヨルダン 空路・陸路での入国者はウェブサイトへの登録によるQRコードの取得が必要(2021年6月1日~)
●政府は、6月1日以降の段階的な規制緩和計画を発表しました。
●政府は、6月1日以降、ヨルダンへの入国には、ウェブサイト(Visit Jordan)への登録及びQRコードの取得と、72時間前のPCR検査の陰性証明が必要となると発表しました。ワクチン2回接種を終えていない者は、これに加え、到着時のPCR検査受検が求められます。
●政府は、新規感染者数につき、5月20日は937名、21日は636名、22日は521名、23日は840名、24日は890名、25日は920名、26日は842名で、累計の感染者数は733,198名となったと発表しました。
1 5月26日、政府は、今後の規制緩和計画等について以下のとおり発表しました。
(1)段階的規制緩和計画
ア 安全な夏に至るための段階的再開計画は、以下イ~エの三段階で実施される。規制緩和計画は、感染状況、医療キャパシティー、ワクチン接種の進捗を見つつ、常に見直しが行われる。
イ 第一段階:6月1日以降
(ア)一部セクターの再開と入国規制の整理が行われる。具体的には、スポーツ・セクター(スポーツ教育機関、ジム、乗馬クラブを含むスポーツ・クラブ、ビリヤード場、公衆プール及びホテル・コンパウンド内のプール)、学術・職業訓練セクター(学術・文化・教育センター、職業訓練センター)、娯楽セクター(映画館、遊園地、子供向け遊技場、ゲーム・センター)、健康クラブ・公衆浴場(ハンマーム)が再開の対象となる。再開を希望するセクターは、従業員がワクチンの1回目接種から21日以上経過しているとの条件の下、ワクチンの1回目接種から21日以上経過した客を受け入れることができる(18歳未満の者及び保健省の指示に基づきワクチン接種が適当でないと判断される者を除く、以下ワクチン接種に関す
る規制がある場合は同様)。この段階では、感染対策がしかるべく採られた上で、収容人数の50%までの収容が認められる。これらの条件は9月1日の第三段階まで継続される。
(イ)6月15日以降、ワクチンの1回目接種を終えて21日以上経過した者は、外出禁止時間中の外出が認められる。
(ウ)6月15日以降、レストラン・カフェにおいて、屋外に限り水たばこの提供が認められる。
(エ)6月15日以降、ワクチン接種希望登録をしていない者の現行の電子移動許可証(外出禁止時間中の特例での外出を認めるもの)は、無効となる。
ウ 第二段階:7月1日以降
(ア)夜間外出禁止時間が短縮され、個人の外出は午前1時まで、経済活動はデリバリー・サービスを除き午後12時まで認められる。また、ワクチンの2回目接種を終えた者は、接種証明書が外出禁止時間中の移動許可証となる。
(イ)大学においては、夏学期から、高等教育省が定める一部学部での対面授業の段階的再開が行われる。ただし、スタッフ・学生が1回目のワクチン接種から21日以上経過していること等が条件となる。
(ウ)アカバ/ペトラ/ワディ・ラム及びディシを結ぶ「黄金の三角地帯」等における観光刺激策が実施される。「黄金の三角地帯」内では、外出禁止が完全に撤廃され、収容率100%での稼働が可能となる。ただし、当該地域に入るには、6歳以上の者は72時間以内のPCR検査の陰性証明の提示又は1回目のワクチン接種から21日以上経過していることが条件となる。
(エ)収容人数の50%以下、出席者数が計100名以下、スタッフ及び出席者がワクチンの1回目接種を終えて21日以上経過しているとの条件の下、宴会場(例えば結婚式場)の利用が認められる。
(オ)観客収容人数の30%以下の観客数との条件の下、スポーツ競技場の再開が行われる。ただし、スタッフ・選手・観客がワクチンの1回目接種を終えて21日以上経過しているとの条件が課される。
(カ)公共セクターの従業員の出勤率が100%とされる。また、経済セクターは、従業員がワクチンの1回目接種を終えて21日以上経過しているとの条件の下、出勤率100%で稼働可能となる。
(キ)7月15日以降、ワクチン未接種の者の現行の電子移動許可証(外出禁止時間中の特例での外出を認めるもの)は、無効となる。
エ 第三段階:9月1日以降
(ア)ヨルダン全国で外出禁止が撤廃される。
(イ)学校・大学での対面授業、幼稚園が再開される。これには、スタッフ(大学については学生も)がワクチンの1回目接種を終えて1か月経過していることが条件となる。
(ウ)ほぼ全てのセクターが収容率100%で再開される(以下(エ)~(カ)を除く)。ただし、従業員等がワクチンの1回目接種を終えて1か月経過していることが条件となる。
(エ)宴会場は、収容人数の50%以下、出席者数計200名以下、スタッフ及び出席者・客がワクチンの1回目接種を終えて1か月以上経過しているとの条件の下、利用が認められる。
(オ)ナイトクラブやバー、ディスコは、収容人数の50%以下との条件の下、営業が認められる。ただし、スタッフ及び客がワクチンの1回目接種を終えて1か月経過していることが条件となる。
(カ)催事・会議・展示会の開催や劇場の再開が、収容人数の制限の下認められる。ただし、スタッフ及び出席者がワクチンの1回目接種を終えて1か月経過していることが条件となる。
(キ)公共交通機関の乗車率100%での運行が認められる。ただし、運転手がワクチンの1回目接種を終えて1か月経過していることが条件となる。
(2)入国規制
ア 6月1日以降、空路・陸路での入国者には、ウェブサイト(Visit Jordan)(注:関連するURLは下記のとおりです)への登録によるQRコードの取得が求められる。
www.visitjordan.gov.jo
イ また、ワクチン2回接種済みの者は、72時間以内のPCR検査の陰性証明及びワクチン接種証明書が、ワクチン非接種者又は1回のみ接種者には、72時間以内のPCR検査の陰性証明に加え、到着時の空港でのPCR検査受検が求められる。なお、有効なワクチン接種証明書については、別途発表される。
(3)ワクチン接種計画
6月1日までに140万人、7月1日までに250万人、9月1日までに450万人に1回目のワクチン接種を行う。
2 ヨルダン国内感染状況
ヨルダン保健省は感染者数を次のとおり発表しました。
(1)新規感染者数・死者数
5月20日:937名(アンマン357名)、死者14名
21日:636名(アンマン280名)、死者14名
22日:521名(アンマン179名)、死者15名
23日:840名(アンマン383名)、死者11名
24日:890名(アンマン392名)、死者16名
25日:920名(アンマン369名)、死者11名
26日:842名(アンマン244名)、死者12名
(2)PCR検査件数は、5月20日は26,307件、21日は20,126件、22日は15,735件、23日は22,060件、24日は21,048件、25日は22,408件、26日は20,491件を実施。
(3)陽性率は、5月20日は3.56%、21日は3.16%、22日は3.31%、23日は3.81%、24日は4.23%、25日は4.11%、26日は4.11%。
本情報は、当局が公式に発表した最新情報等を中心に掲載しており、今後変更があり次第連絡いたします。
現在の夜間外出禁止時間は、午後11時(経済活動は一部を除き午後10時まで)から午前6時までとなります。これを遵守して頂くようお願い致します。
-新型コロナウイルス感染症の予防法について-
まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。
具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。
さらに、人込みの多い場所は避けるとともに、屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごす際はご注意下さい。
外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
外務省海外安全ホームページ 新型コロナウイルス
(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域の行動制限)
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html
外務省 海外安全ホームページ 医療・健康関連情報
https://www.anzen.mofa.go.jp/kaian_search/index.html
厚生労働省ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
ヨルダン保健省 Hotline 06-5004545 / Corona Virus Free Line 111 https://www.moh.gov.jo/
ヨルダン保健省 新型コロナウイルス関連ページ(アラビア語(英語での閲覧も可))
https://corona.moh.gov.jo/ar
在ヨルダン日本国大使館
領事・警備班:担当 入江 及び 武井
TEL:962-6-5932005
FAX:962-6-5931006
P.O.Box.2835 Amman 11181 Jordan
consular@am.mofa.go.jp