2021.04.22
マダガスカル 全土に対する国家保健非常事態の延長(2021年4月18日~15日間)
●4月5日(月)から4月18日(日)までの累計新規感染者数は7089人、累計新規死亡者数は93人でした。
●4月18日(日)、ラジョリナ大統領がマダガスカル国営テレビTVMで演説し、15日間のマダガスカル全土に対する国家保健非常事態の延長を宣言したほか、今後のコロナ対策について発言がありました。
●事態は刻々と変わりますので、最新情報の入手に努めてください。
1 4月5日(月)から4月18日(日)の新型コロナウイルス対策に関するマダガスカル政府発表の主要点は以下のとおりです。
上記期間の感染状況詳細数を当館がまとめたものです。
(1)4月5日(月)から4月18日(日)までの新規感染者数は7089人で、これにより、累計感染者数は32798人となった。
新規感染者の確認場所及び人数は以下のとおり。
5178人:アナラマンガ
132人:ヴァキナンカラチャ
56人:イタシ
58人:ブングラヴァ
74人:オートマチアーチャ
49人:アルムニマニア
62人:ヴァトヴァビ・フィトヴィナニ
26人:イフルンベ
10人:アチム・アチナナナ
139人:アチナナナ
111人:アナランジルフ
138人:アロチャマングル
44人:ブエニ
202人:ソフィア
20人:ベツィブカ
48人:メラキ
217人:アチム・アンジェファナ
26人:アンドロイ
121人:アヌシ
66人:メナベ
224人:ディアナ
88人:サヴァ
(2)新規快復者は3315人で、累計快復者数は26023人となった。
(3)現在治療中の患者数は6223人で、そのうち重症者数は308人である。
(4)新規死亡者数は93人で、累計死亡者数は552人となった。
2 4月18日(日)、ラジョリナ大統領による演説
4月18日(日)20時30分から、ラジョリナ大統領がマダガスカル国営テレビTVMで演説し、新型コロナウイルス対策に係る措置等について述べました。大統領による演説の主要点は以下のとおりです。
1 マダガスカル全土に対する国家保健非常事態の宣言を、2週間延長する。学校及び大学については、引き続き2週間閉鎖する。
2 現在閉鎖中のサヴァ、ブエニ、アチナナナ、アナラマンガ、ノシベの閉鎖は継続する。4月21日からは、ソフィア地域圏も閉鎖地域に加える。
3 アナラマンガ地域圏について、土曜日及び日曜日について、完全なロックダウンを実施する。必要不可欠のサービスを除き、営業を禁止する。タクシーを除き、公共交通機関の運行も停止する。
4 閉鎖対象となっている地域圏については、21時から4時までの夜間外出禁止を継続する。バーやカラオケの営業停止は継続する。教会やモスクなどの宗教施設は閉鎖とするが、代わりに国営放送での番組枠を与える。
5 マダガスカル全土で、50人以上の集会は禁止する。
6 アナラマンガ地域圏については、持病があり脆弱な者については、出勤させ勤務させることを禁止する。500人以上の職場については、半数ずつの交替制勤務とする。テレワーク実施を推奨する。
7 ネットを通じたコロナ対策薬の販売を禁じる。保健省及び薬剤師組合等と協力し、薬の価格上昇を抑える対策を実施する。
8 JIRAMA(マダガスカル電力・水道公社)に対して、特に流行が酷い地域については停電ゼロを実現するよう、命令した。
事態は刻々と変わりますので、引き続き政府から最新情報の入手に努めるとともに、手洗い、うがい、マスク着用などの通常の感染症対策を行い、体調に異常がある方は早めの医療機関受診を心がけてください。
問い合わせ先】
在マダガスカル日本国大使館領事班
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