2021.03.16
サントメ・プリンシペ 大惨事状態の延長(~2021年3月31日)
3月15日、サントメ・プリンシペ政府は、同国内での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、同国の大惨事状態を3月31日まで延長する旨発表しました。
この期間の措置として、次の感染防止対策が発表されました。
1 公道における集まりは8人までとする。
2 感染リスクの低減のため、新型コロナウイルス検査で陽性の場合及びその濃厚接触者は自宅での隔離を強制する。
3 10歳以上の市民に対し、閉鎖空間、学校構内及び公共交通機関、自家用車の車内(運転手1名のみの場合を除く)におけるマスクの適切な着用を義務づける。
4 一般に出入りできる民間・公共施設入り口での適切な手洗い又は手の消毒を義務づける。
5 公共の場におけるソーシャルディスタンス(最低1.5m)を遵守する。
6 公務員の勤務時間を短縮し、一般的な衛生対策を遵守の上、7時から13時とする(交代制勤務ではない)。医療従事者、防衛・治安維持部隊、消防士、教師等の必要不可欠なサービスについては、この制限措置を適用しない。
7 公立・私立を問わずすべての学校において、一般的な衛生対策を遵守した上での対面授業の再開を許可する。生徒または教師に新型コロナウイルス検査の陽性例が出た場合には、該当クラスはスクリーニングテストが行われるまで予防的隔離をする。また、ひとつの学校の複数のクラスの生徒又は教師に陽性例が発生した場合、当該学校は即時15日間の授業停止とする。
8 商業、ケータリング及び民間の一般的なサービスは、一般的な衛生対策及び保健当局による部門規制を遵守の上、7時から17時までの営業を許可する。この制限措置は薬局、パン屋、ガソリンスタンドには適用されず、薬局は24時まで、他は20時までの営業を許可する。また、この時間以降、レストラン、バーやそれに類する業種は22時まで持ち帰りのみでの営業を可能とする。
9 市営市場は、一般的な衛生対策を遵守の上、5時から17時まで交代制で営業し、日曜日は休業とする。
10 ミサや宗教儀式は2日に1回、施設収容可能人数の50パーセントまでで許可する。
11 閉鎖空間における講義及び集会は、一般的な衛生対策を遵守した上で、会議室収容可能人数の50パーセントを超えない範囲で許可する。
12 呼吸器症状のある入院患者、特設病院、老人ホーム、刑務所への訪問は禁止する。
13 チームスポーツの練習は感染リスクが高いため、ナショナルフットボールのチームを除いて、禁止する。
14 海水浴及びダイビングの目的でのみ、一般的衛生対策を遵守の上、ビーチへ行くことを許可する。ピクニックや露店は禁止する。
15 公共及び民間の施設は顧客及び従業員の保護のための基本的な条件を確保し、保健当局のガイドラインを遵守しなければならない。
16 国際旅行(出国・入国いずれも)に際して、すべての国民及び外国人が搭乗日の72時間前までに実施されたPCR検査の陰性証明書(紙媒体)を提示する義務、及びサントメ-プリンシペ間の移動の場合は出発24時間以内の簡易検査実施の義務は継続される。
17 有効性の確認のため、紙に印刷されたPCR検査の陰性証明書を、到着時に当局に提出しなければならない。
上記対策は政令により規定され、治安機関による巡視及びパトロールチームが措置の実施促進のため強化される。違反者には相応の罰金が科せられ、違反が繰り返される場合は、法に基づき、関係当局による捜査の対象となる。
【参考リンク】
○サントメ・プリンシペ政府/保健省公式フェイスブック
https://www.facebook.com/governostp/
https://www.facebook.com/MSaudeSTeP/
○外務省海外安全ホームページ(国別感染者数、各国・地域における入国・行動制限措置等)
https://www.anzen.mofa.go.jp/
○厚生労働省ホームページ(新型コロナウイルス感染症について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
○在ガボン日本国大使館フェイスブック
https://www.facebook.com/JapanEmbGabon/
【本件問い合わせ先】
在ガボン日本国大使館 領事班(サントメ・プリンシペ兼轄)
所在地:Boulevard du Bord de Mer, B.P.2259, Libreville, Gabon
電話番号:(+241)011-73-22-97 / 011-73-02-35
閉館時緊急連絡先:(+241)077-38-73-38
Email: amb.japon@lv.mofa.go.jp