2021.02.08
レバノン 国内全域を対象としたロックダウン措置の改正(2021年2月8日~)
○2月6日、レバノン政府は、ロックダウン措置の改正を発表しました。2月8日(月)午前5時から、段階的なロックダウン措置(各セクター等の4段階による規制緩和)が実施されます。
1 2月6日、レバノン政府は、国内全域を対象としたロックダウン措置の改正を発表しました。概要については以下のとおりです。
(1)陸路及び海路における国境検問所の通行制限
○航空券保有者(トランジット)及び貨物輸送等を除き、国境検問所の通行が禁止されます。
○レバノン国籍保有者は、週1回のみ国境の通行が可能となります。
(2)段階的なロックダウン措置(4段階)の実施
各段階への移行(各セクター等の段階的な規制緩和)は、政府によって国の公衆衛生状況等が評価された後に決定されます。現時点での各段階における期間等は以下のとおりです。
○第1段階
ア 期間
2月8日(月)午前5時から2月22日(月)午前5時まで。
イ 営業が許可される機関等
農業及び畜産業関連、各種製造工場、電力会社、商品保管所、水公社、薬局及び医療研究所、新聞社、銀行(キャパ20%)、査証センター、各種飲食店(デリバリー及びドライブスルーのみ)、花屋(デリバリーのみ)、ガソリンスランド、眼科及び耳鼻科、旅行代理店(デリバリーのみ)、ホテル及び家具付きアパート、民間警備会社、両替所等、輸送業者、保険会社、ごみ収集業者、送金会社、スーパーマーケット等、バス等(キャパ30%)
公務員、NGO(保健、食料、農業分野)、国連の職員(キャパ20%)
教育・保育セクターは第1段階においては引き続き閉鎖(教育省及び保健省がデータ精査の上、規制緩和の判断を行います。)
○第2段階
ア 期間
2月22日(月)午前5時から3月8日(月)午前5時まで
イ 営業が許可される機関等
自動車関連工場等、自動車販売会社、花屋、洗車所、ランドリー、旅行代理店、タクシー会社(運転手含め3人まで)、工事業者
公務員、NGO(保健、食料、農業分野)、国連の職員(キャパ20%)
○第3段階
ア 期間
3月8日(月)午前5時から3月22日(月)午前5時まで
イ 営業が許可される機関等
銀行(キャパ50%)、スポーツスタジアム(チームスポーツ)
公務員、NGO(保健、食料、農業分野)、国連の職員(キャパ50%)
○第4段階
ア 期間
3月22日(月)午前5時から
イ 営業が許可される機関等
各種飲食店、Casino du Liban、観光業、屋内プール、ビーチ等、博物館、映画館等、礼拝所、宗教関連の集会、ゲームセンター、ジム、パーソナルトレーナー
○別に示されるまで閉鎖
バー、ナイトクラブ、スキーセンター、コンベンションセンター等
(3)外出禁止措置
2月8日(月)午前5時から2月22日(月)午前5時までの間、国内全域を対象とし、例外等を除き24時間外出禁止となります。ただし、以下に示す外出許可を保有する者及び外出禁止措置の例外については保健省によって発表された安全措置を遵守することに本措置の対象外となります(IDの携行が条件です)。
○外出許可申請
ア SMSによる入力(1120)
外出理由、氏名、住所を入力
イ ウェブサイトによる入力
covid.pcm.gov.lb
○外出禁止措置の例外
ア 公共事業・運輸省の道路管理、水道・除雪チーム等
イ 国防、治安、救急関連機関
国防省、内務省、国家警察軍、公安総局、国家保安局、民間防衛(Civil Defense)、レバノン赤十字、地方自治体の警察機関及び消防隊
ウ 医療関係機関
保健省、公営病院及びクリニック、社会福祉センター、及びその他全ての医療及び薬事関係機関
エ インフラ関係機関
ラフィーク・ハリーリ国際空港、電力会社(EDL)及び電力整備に従事する機関、通信省、OGERO社(通信会社)及び通信環境(インターネット、固定電話及び携帯電話等)を提供する機関、エネルギー・水産源省及び燃料関連及び水の供給に従事する機関
オ 中央銀行
カ 裁判官及び弁護士
キ 外交団及び国際赤十字、UNIFIL構成員
ク 空港利用客(必要書類の提示が条件)
ケ その他
(4)公開情報等
本決定は、関係機関により必要の都度見直され、以下のウェブサイトを通じて必要な情報が公表されます。
covid.pcm.gov.lb
2 現地医療機関情報など
○在レバノン日本国大使館医務室からのお知らせ
○レバノン国内でPCR検査が受診可能な医療機関について
○レバノンへの入国
○日本への帰国
○在レバノン日本大使館への来館について
○その他(レバノン保健省の専門ダイアル等)
○参照リンク先
■外務省
・海外安全HP
・海外安全HP在レバノンからの安全情報(新型コロナウイルス関連含む)
■総理官邸HP
■厚生労働省
・新型コロナウイルスに関するQ&A
・感染症情報
・咳エチケット
■レバノン保健省(Ministry of Public Health)
専用ダイヤル:+961-(0)1-594459、1787
各項目の詳細については下記リンク先を参照してください。
https://www.lb.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00061.html
邦人の方の感染にかかる情報及びご不明な点がございましたら下記の連絡先までご照会ください。
●在レバノン日本国大使館
代表電話番号:+961-(0)1-989751~3
領事直通:+961-(0)1-989856/01-989855
領事携帯:+961-(0)3-366018/03-345977
領事緊急:+961-(0)3-362540
FAX番号:+961-(0)1-989754