2021.02.01
モンテネグロ 入国制限措置の一部改定(2021年1月26日~)
ポイント
○昨年12月8日に発表され,同21日,1月11日に改訂された感染予防措置が1月26日に改訂されました。
○英国から入国するモンテネグロ国籍保有者,外国人及び短期滞在者について,モンテネグロ入国時に72時間以内のPCR検査による陰性結果の提示又は当該PCR検査による陰性結果がない場合には,14日間の自主隔離等が求められます。
本文
モンテネグロでは昨年5月4日以来新規感染者ゼロが続いていましたが、同6月14日,新たな感染者が確認され、同7月21日に全国的なエピデミック(流行)が宣言されました。現在でも感染者が拡大していることから(1月15日時点の療養中感染者は9710名),モンテネグロ政府は,昨年12月8日に発表した措置を同21日,1月11日,さらに同26日に一部を改訂しました(1月26日から2月10日まで有効)。
モンテネグロ国内にお住まいの方は、モンテネグロ政府の定めた感染予防措置を守り,マスクの着用、移動中・移動後のこまめな手洗い・アルコール消毒や可能な限り他者とのソーシャルディスタンシングを保った生活を心掛けるとともに、意識的に顔(目・鼻・口等)に触れる機会を減らす等の対策を取り、感染防止に努めるようお願いいたします。
以下には一般市民に直接関係する主要措置を記載しておりますが、措置は頻繁に変更されていますので、最新の詳細情報についてはモンテネグロ政府のホームページ(英語)をご確認ください。
http://www.gov.me/en/homepage
1.12月8日付発表の感染予防措置(1月26日改訂版:2月10日まで有効)
(1)個人的・一般的感染措置
(ア)モンテネグロ公共保健研究所の発表している個人の感染予防のための推奨事項に従い,屋内・屋外ともにマスクを適切に着用し(鼻と口を覆うこと),ソーシャルディスタンス(2メートル)を保つ。
(イ)毎日22時~翌朝5時までの外出禁止(ただし,保健,警備,警察,軍,消防,メディア関係等,公共の利益のための勤務(雇用主による証明書の携行が必要)や,独りでの活動が困難な者のための介護・介助(医師による証明書が必要),大使館・領事館で勤務する者,ペットの散歩(最大60分)等については例外)。
(2)外出と集会
(ア)各種集会(公共イベント,スポーツ,政治,文化,私的イベント,結婚式等)の禁止。ただし,規定されている感染予防措置をとった上であれば,専門的,学術的,執務上の会合開催は可とする。
(イ)住居の建物における同居家族以外の集まりの禁止(介助・介護(医師による証明書が必要)を除く)。
(ウ)病院等保健機関に滞在している者への訪問禁止。
(エ)刑務所等に収容されている者への訪問禁止。
(オ)屋外での大人4名を超える集まりの禁止。
(カ)宗教行事を宗教施設内で行う場合は,1名当たり10平方メートルを確保し,責任者を指名し,参加者のマスクの着用,2メートル以上のソーシャルディスタンス,入り口での手の消毒等について徹底し,直接及び間接的な接触は回避する。宗教団体は,信者が宗教施設に行かなくても活動に参加できるよう,テレビ・ラジオ等で可能な限り行事を放映する。屋外での宗教行事については,1名あたり4平方メートルを確保し,マスク着用,ソーシャルディスタンスを保ち,30分以内とすること。
(キ)葬儀・弔問の類は,親族のみ,最大10名までで行う。
(3)店舗
食料品店,ショッピングセンタ-,美容院,銀行等の店舗は,営業時間が7時~20時の間におさまるように調整する。また,責任者を指名し,店舗内の感染予防措置を徹底し,1名あたり10平方メートルが確保されるようにする。
(4)飲食店
ナイトクラブ,バー,ディスコ等の営業は禁止とし,それ以外の飲食店は,営業時間が7時~20時の間におさまるように調整する。飲食店での音楽等の生演奏は禁止する。
デリバリーは7時~22時の間で可とする。従業員及び客は必ずマスク着用とし,実際の飲食の間以外は着用を継続する。店舗側は責任者を指名し,消毒,テーブル間の距離,衝立の設置等の感染予防措置を徹底する。未成年は保護者なしでの来店は禁止とする。
アパート・別荘等の家族以外の2名を超えるゲストへのレンタルを禁止する。
(5)交通・旅行
(ア)公共交通機関は感染予防措置(マスクの着用,手の消毒,立って乗車することを禁止)した上で運行する。
(イ)タクシーは運転手,客ともマスク着用を遵守し,運転手は客が降り次第,その都度車を消毒する。
(ウ)公務員等の国外出張禁止(国の利益のための出張で,事前に許可を得た場合を除く)。
(エ)子供を集めての遠足,旅行,会合等は全て禁止。
(6)スポーツ・レクリエーション
(ア)スポーツイベントへの観客の臨席は禁止。
(イ)スポーツジム等は,1人当たり10平方メートル以上の確保,2m以上のソーシャルディスタンス,手の消毒,スタッフのマスク着用(実際トレーニングをしているときは除く),グループでのトレーニング禁止等の措置を遵守すること。営業時間は5時~20時の範囲内とする。
(ウ)プロスポーツ選手の感染予防措置を遵守した上での活動以外,トレーニング,大会,屋内の狭い場所での競技等は禁止。
(エ)サイクリングの際はマスク着用は義務とならないが,家族以外の人間と一緒にサイクリングすることは禁止。
(オ)スキー場は,2メートルのソーシャルディスタンス,鼻及び口を覆うマスク或いはスキー用帽子を着用,リフトは原則1名使用等の規則を守った上で営業可。
(7)文化
劇場,映画館,博物館,ギャラリー等の文化施設は,20時まで,モンテネグロ公共保健研究所が別途定める規則に基づいて営業可とする。
2.モンテネグロへの入国制限
(1)6月1日,モンテネグロ政府は,コロナウイルス感染防止のために閉鎖していた国境を開放し、一部の国(グリーンリスト)に居住している外国人の入国を解禁しました(事前の検査、自己隔離等必要なし)。上記グリーンリストには日本が含まれますが、世界規模での感染はまだ広がっており,日本政府としては引き続きモンテネグロに渡航中止勧告(レベル3)を出しておりますので,引き続きご注意の上,以下のページをご参照ください。
(2)ただし,1月26日から,モンテネグロ政府は,英国から入国するモンテネグロ国籍保有者,外国人及び短期滞在者について,モンテネグロ入国時に72時間以内のPCR検査による陰性結果の提示を求める措置を導入しました。当該PCR検査による陰性結果がない場合には,14日間の自主隔離等が求められます。
モンテネグロ政府の現在の感染予防措置(英語:入国についての情報を含む):
http://www.gov.me/en/homepage/measures_and_recommendations/
海外安全ホームページ(モンテネグロ)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_179.html#ad-image-0
3.新型コロナウイルス感染症の症状がある場合の対応
万が一,呼吸器感染症の症状(発熱,くしゃみ,咳,鼻水,呼吸困難等)がある場合は,モンテネグロ保健省の相談窓口に連絡し,指示を仰ぐとともに,当館にご連絡ください。
・コロナウイルス専用番号:1616(毎日8時~23時)
・在セルビア日本国大使館連絡先
電話 : +381-11-3012800
メールアドレス: consular@s1.mofa.go.jp
【連絡先】
在セルビア日本国大使館
担当/領事・警備班
住所: Tresnjinog cveta 13, 11070 Novi Beograd
電話: +381-11-3012800
FAX: +381-11-7118258
大使館代表メールアドレス: consular@s1.mofa.go.jp
大使館ホームページ: https://www.yu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
※領事窓口(除く土日祝日): 8:30-12:30, 13:30-17:00