2021.01.22
ベトナム テト(旧正月)に伴う注意喚起等
●昨年中,邦人被害の犯罪が多数発生しています。
●テト前後になると犯罪が増加する傾向にあります。
●被害に遭わないための対策を講じましょう。
1.邦人の犯罪被害実態
2020年中に当館が認知した邦人の犯罪被害件数は46件でした。被害としてはひったくりやスリが多く,全体の8割以上を占めています。
バイク乗りの犯人に,携帯電話をひったくられる事案が目立ち,特に,繁華街で飲酒をした後の深夜の時間帯に被害に遭われる方が多いです。また,ひったくられた際の衝撃で転倒し,大怪我を負うこともあり,物だけではなく身体にも被害が及ぶことがあります。
当地における犯罪情勢等について,「安全の手引き」を作成しておりますので,ご参考にしてください。
(URL)https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/files/100139805.pdf
2.テト(旧正月)に伴う注意喚起
テト(旧正月)期間中及びその前後は,ベトナム国内において,犯罪が増加する傾向にあります。
●路上におけるひったくり
●大勢の人が集まるイベント会場,ショッピングモール等でのスリ
●不在中の家や会社・工場等を狙った侵入窃盗
などが,特に懸念されるところです。
3.被害に遭わないため
被害に遭わないために,次の注意事項を参考に防犯対策を行ってください。
・人混みの中などでは,所持品から目を離さない(見えるところで持つ)
・特に夜間の単独での外出は避け,移動にはタクシーを利用する
・徒歩で移動する際には,なるべく荷物を持たず,手ぶらで移動する
・見知らぬ人やバイクが近付いて来た場合は,一定の距離間隔を保つ
・周囲に不審な人や車両がいないか,気を配り警戒する(警戒する素振りだけでも有効)
・不在時には,家や会社の鍵の施錠を確実に行い,玄関や窓の近くにはセンサーライトを設置するなどの対策を講ずる
万が一,犯罪被害に遭われた場合には,生命・身体の安全を最優先に考えた行動を取ってください。相手を追いかけたり,抵抗したりせず,周りの人に助けを求めてください。防犯における最大の優先事項は「生命・身体の安全」です。
在ホーチミン日本国総領事館