海外

2021.01.03

スロベニア 入国制限の強化(2021年1月2日~)

○ポイント

●12月31日午前0時から1月2日午前0時の2日間における、新たな感染者数は合計2,140名、累計感染者数は124,165名です。

●入国制限及び国内規制の延長及び変更がありました。詳しくは本文をご覧ください。

●感染拡大が続いており、新規感染者数や死亡者数が多くなっています。引き続き、最新情報を入手し、感染予防に努めて下さい。

○本文

1 感染者数関連情報

 12月31日午前0時から1月2日午前0時の2日間における新規感染者数は2,140名(31日1,752名、1日388名)、現在の入院者数1,111名、集中治療室収容者数188名です。関係当局によれば、これまで計727,441名を検査し、計124,165名の感染が確認されています。死亡者数は2日間で70名増加(31日31名、1日39名)し、計2,774名です。

(地域別感染者数(31日から本日まで(2日間)の増加人数))
スロベニア中心部       :29,379  (+456)レッド
ドレンスカ・ベラクライナ地方 : 9,984  (+201)レッド
サヴィンスカ地方       :17,134  (+286)レッド
ポドラウスカ地方       :19,411  (+365)レッド
ゴレンスカ地方        :13,854  (+141)レッド
ポムルスカ地方        : 9,159  (+176)レッド
オバルノ・クラシュカ地方   : 4,039   (+63)レッド
ゴリシュカ地方        : 4,556  (+120)レッド
コロシュカ地方        : 5,327  (+104)レッド
プリモルスコ・ノトランスカ地方: 2,585   (+20)レッド
ポサウスカ地方        : 4,988  (+153)レッド
ザサウスカ地方        : 3,274   (+52)レッド
その他調査中         :   475    (+3)
 (内数名が外国人と報じられています。)

※(地域別感染者数:出典)COVID-19トラッカーSledilnik
https://covid-19.sledilnik.org/sl/stats

2 入国制限にかかる変更

 政府は、国境における新型コロナウイルスの蔓延防止措置に関する政令を発表しました。この政令による変更内容の概要は以下の通りです。

(1)入国制限の強化

 1月2日より、陰性証明を持たない者がシェンゲン域外の往来制限国(レッド国)から入国する場合、次の6箇所から入国し抗原検査を実施することが必須となります。なお、(日本を含む)EU加盟国以外の国籍の者に関し、この検査で陽性が判明した場合、または、検査を拒否した場合、不要不急の目的での入国は拒否されますので、ご注意ください。また、同抗原検査で陰性が判明した者は、入国後の10日間の自主隔離が免除されます。

 ―リュブリャナ空港
 ―クロアチア国境地点5箇所: Obrezje、Gruskovje、Metlika、Sredisce ob Dravi、Jelsane

(2)陰性証明または自主隔離免除事項

 レッド国からの入国にかかる陰性証明または自主隔離免除事項が拡大されました。現在の免除事項は以下のとおりです。また、現在、48時間以内にEU、シェンゲン、スロベニアのいずれかで発行されたPCR検査による陰性証明書が提示できる者は、入国後の自主隔離は免除されます。

 1)EUまたはシェンゲン国で勤務する越境労働者(14時間以内に戻ることを条件)

 2)国際輸送を専門にする運転手

 3)商品や乗客を専門に輸する運転手で、8時間以内にスロベニアを出国する者

 4)トランジット目的で、入国時点から6時間以内にスロベニアを出国する者

 5)外国捜査当局関係者(警察または司法当局)で、業務執行後直ちにスロベニアを出国する者

 6)救急隊員によって国内に移送された者

 7)外交旅券保持者

 8) スロベニアでの医療サービス・治療等を受けた者で、同治療が完了後直ちにスロベニアを出国する者

 9) EUまたはシェンゲン国の国籍を持つ者で、ほかのEUまたはシェンゲン国において家族や支援を必要とする者のケア等を行った後、12時間以内に入国する者

 10) 13未満の子供で、スロベニアにおいて自主隔離等の入国制限を必要としない親族と入国する者

 11) スポーツ関連の政令において入国を許可されたスポーツ選手、代表団等

 12) 警察や消防隊、救助・医療サービス、緊急輸送等の人道的支援を提供する者

(3)自主隔離中の検査

 これまで、入国後5日間の自主隔離の後に新型コロナの検査を実施して陰性が証明された場合、自主隔離が解除されることとされていましたが、この措置の対象はスロベニア国籍の者のみとなりました。

(4)改訂後のレッドリストは、下記のスロベニア政府HPよりご確認ください。日本は引き続きレッドリストには掲載されておりません。

https://www.gov.si/novice/2020-12-31-156-dopisna-seja-vlade-republike-slovenije/

3 国内措置の延長・変更

 政府は、国内措置の延長及び変更にかかる政令を発表しました。概要は以下の通りです。

(1)人々の移動と集会・集まりの一時的な制限に関する政令(1月11日24時まで)

―家族等生計を共にする者との集まり・集会以外は、レセプションや結婚式等を含め、全て不可
―夜間(午後9時~午前6時)の移動禁止(緊急の活動等、例外あり)
―地方自治体間の移動禁止(レクリエーションスポーツおよび野外活動で自宅のある地域内での移動を含め、例外あり)

(2)大学を含む教育機関での集会・集まりの一時的な禁止に関する政令(1月11日24時まで)

―幼稚園、小中学校、大学等を含む教育機関の閉鎖及びリモート学習への切替(緊急を要する保育、学生寮の使用等の例外あり)

ー特別支援を要する生徒のための学校は、1月5日より再開

(3)スポーツ活動の一時的な制限に関する政令(1月10日24時まで)

―スポーツ施設の閉鎖(例外は、登録された選手、プロ選手スポーツ等による利用)
―家族または同一世帯のものによるスポーツ活動は可。また、指導者・コーチを必要とするスポーツの場合は同指導者の同伴可(感染予防策は必要)

(4)国内の旅客輸送の一時的な制限及び輸送方法に関する政令(延長期限は未記載)

ー1月1日以降、抗原検査の実施等の条件付でのケーブルカーの運行を許可
ーケーブルカーを利用できるのは、同抗原検査で陰性であった者、24時間以内の陰性証明を提示できる者及び親が同伴する12歳以下の子供

【参考情報】

1.新型コロナウイルス感染症に関連する各種問い合わせ先について

スロベニア政府はホームページで、以下の連絡先について紹介しておりますので、共有いたします。

(1)自主隔離(自己検疫)に関連する情報は、下記の保健省の連絡先から入手できます。

電話番号:+386 (0)1 478 68 48 (8時30分から15時30分まで)
メール:karantena.mz@gov.si

(2)健康に関する推奨事項と指示については、国立公衆衛生研究所にご連絡ください。また、国立衛生研究所のウェブページからも確認できます。

https://www.nijz.si/
電話番号:+386 (0)1 2441 729

(3)国境通過に関する質問については、下記の警察のコールセンター(新型コロナウイルス関連の情報提供)もしくは、メールでお問い合わせください。

電話番号:+386 (0)1 514 70 01
メール:info.koronavirus@policija.si

(4)領事に関連する質問については、スロベニア外務省にお問い合わせください。

電話番号:+386 (0)1 478 20 10

2.外務省海外安全ホームページ

本サイトでは、各国・地域での新型コロナウイルスの発生状況、新型コロナウイルス(日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限)等の情報を掲載しています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/

3.たびレジ簡易登録

本サービスは、メールアドレスとメール配信を希望する国・地域を選択するだけで、当該在外公館から領事メールを受信することが出来ます。ぜひご活用下さい。
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/register

4.スロベニア国立公衆衛生局は、国内状況や感染予防の方法等について公開しています。
https://www.nijz.si/ (主にスロベニア語)

5.新型コロナウイルス感染症に備えて ~一人ひとりができる対策を知っておこう~(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/coronavirus.html

6.新型コロナウイルス感染症に関する情報について(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

7.リュブリャナ空港ホームページ
https://www.fraport-slovenija.si/en/Main

8.スロベニア政府の下記のツイッターアカウント等で、随時情報発信が行われておりますので、こちらもご確認ください。

●政府(英語):https://twitter.com/govslovenia
●政府(スロベニア語):https://twitter.com/vladars (英語版と若干内容が異なります。)
●外務省:https://twitter.com/mzzrs (主にスロベニア語)
●保健省:https://twitter.com/minzdravje (主にスロベニア語)

Embassy of Japan in Slovenia /
Veleposlanistvo Japonske v Sloveniji
Trg republike 3/XI, 1000 Ljubljana
tel: +386 1 200 8281
fax: +386 1 251 1822
http://www.si.emb-japan.go.jp/ 
email: info@s2.mofa.go.jp

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