2020.12.23
エクアドル 非常事態宣言が発表
●12月21日,大統領より非常事態宣言(30日間)が発表されました。
●新型コロナウイルス感染症の諸対策・措置は全国共通及び市(郡)単位で施行されております。
●22日8時までの政府集計発表:前日比新規感染者数35人,感染者総数206,364人,死亡者数13,949人
【以下,前回発信より変更なし】
1 12月21日,非常事態宣言が発表されました。
この措置はクリスマス及び新年を祝う12月24日から31日までの間の新型コロナウイルス拡大阻止への対応,また英国で発生した変種の新型コロナウイルスにも対応する為のものと発表されました。
・全国規模の規制で,12月21日から1月20日の30日間有効。
・12月21日から1月4日(15日間),午後10時から午前4時の外出禁止。併せて同時間の酒類の販売禁止。
・全国規模での車両規制が実施
当地紙El Comercio紙の報道によると,奇数プレートは月,水,金と12/27(日)が通行可能,
偶数プレートは火,木,土,1/3(日)が通行可能との報道です。
・商業施設等は収容人数50%で,営業時間は午前8時から午後8時までの規制。
・レストラン,ホテルの収容人数は30%の規制。
・12月24,25,31日と1月1日の海岸ビーチの閉鎖。
・バー,ディスコ,ナイトライフ施設の閉鎖。
・社交の会合での人数を最大10人に制限。
・全国の公共スペースでの人形(Monigote)の燃焼禁止
・入国時の新たな規制。詳しくは3(2)をご覧ください。
2 連絡先とお願い
・当館は緊急時体制を執っています。旅券・各種証明等の領事手続他当館にご用の方は,事前に当館まで以下の電話またはメールにてお問い合わせください。来館を要する方には来館いただく日時をご案内いたします。
・エクアドル滞在中に新型コロナウイルス感染症陽性となった邦人の方は,当館までご一報ください。
【問い合わせ先】
在エクアドル日本国大使館
電話番号:+(593)2-2278-700/ embapon@qi.mofa.go.jp
当館ホームページ:https://www.ec.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
(ア)在留届にて届けられたメールアドレス及び「たびレジ」に登録されたメールアドレスに自動配信されております。「在留届」を提出した方で帰国、移転した方は、以下のURLで帰国又は転出届を提出してください。
(帰国・転出) https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet/residencereport/login
(イ)「たびレジ」に簡易登録した方でメールの受け取りを希望しない方は、以下のURLから変更・停止の手続きをしてください。
(変更)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/auth
(停止)https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/simple/delete
3 新型コロナウイルス感染症の諸対策・措置
(1)全般
・年末年始の行政機関の活動自粛。
公的・私的機関に対して2mのソーシャルディスタンス、ショッピングモール・広場・ギャラリー・マーケット等の入場率50%以下の徹底。
レストラン・レセプション施設の収容人数制限の厳守。
・外出時のマスクの着用義務(バイオセキュリティ),他者との間隔保持(2mのソーシャルディスタンス),60歳以上・脆弱者グループには細心の注意と配慮。
・学校・教育機関の対面授業禁止(一部例外あり),ネット・自宅学習にて実施。
・屋内・屋外における大規模な集会・講演・公演・スポーツイベントの開催は,個別許可制。
(2)出入国及び県間移動
ア 12月21日非常事態宣言での新たな規制
・英国,オーストラリア,南アフリカ,欧州連合(EU)諸国からエクアドルに到着する旅行者は,キト空港またはグアヤキル空港到着10日前以内に行われた新型コロナウイルスのPCR検査陰性結果の提示が必要。
・入国時に空港で保険省職員による抗原検査を受ける必要がある。
・さらにエクアドル非居住者は到着後5日間,事前に用意されたホテルでの予防隔離が義務づけられる。
イ 従来までの規制
・英国,オーストラリア,南アフリカ,欧州連合(EU)諸国以外からの入国者もPCR検査陰性結果を携行しない入国者は,入国の際に申告した場所で予防隔離義務(APO)を10日間実施します。
・新型コロナウイルス感染症の症状のある者は,入院・治療等の措置が執られます。
・APO・治療等に係わる全ての経費は,入国者負担となります。
・ガラパゴス便搭乗に際しては,搭乗前96時間以内に実施したPCR検査陰性結果の携行・提示が義務となります。
・出国・空港ターミナル入場には,旅券(身分証明書)と印刷済み(または電子チケット)航空券が必要です。事前のネットチェックインが推奨されております。
・県間公共交通の運行については,詳細は各市(郡)・ターミナル・運行会社の発表等にてご確認ください。
・キト国際空港出入国規定等(英語,西語):https://www.aeropuertoquito.aero/es/protocolo-covid-19.html
(3)出国の際は,多くの国・地域で入国制限が行われておりますので各国・地域の情勢を事前にご確認ください。
エクアドルは,感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)です。
外務省海外安全ホームページ(日本):https://www.anzen.mofa.go.jp/
(PC) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2020T136.html
(携帯) http://www.anzen.mofa.go.jp/m/mbhazardinfo_2020T136.html
*本邦での水際対策の強化
・日本人がエクアドル他感染症危険情報レベル3の国地域から日本入国の際,抗原定量検査等が義務付けられ検査結果が出るまでの間,空港内または検疫所が指定する施設にて待機を求められます。検査の結果が陽性の場合は入院等,陰性の場合は自宅・ホテル等にて入国日の翌日から14日間の待機を求められます(自宅・ホテル等への移動は公共交通機関は使用出来ず,自家用車・レンタカー・ハイヤーでの移動となります)。
・日本人が感染症危険情報レベル2の国地域から日本へ入国の場合,入国日の翌日から14日間の自宅・ホテル等での待機が求められます(自宅・ホテル等への移動 は公共交通機関は使用出来ず,自家用車・レンタカー・ハイヤー等での移動となります)。
・感染症危険情報レベル3の国に本邦入国前14日以内に滞在した外国人は,原則入国拒否となります(例外あり)。
・感染症危険情報レベル2の国で査証及び査免渡航の停止となっている国からの外国人は,原則入国拒否となります(例外あり)。
・全ての国地域からの入国者に対し,検疫所長の指定する場所で14日間待機し,国内において公共交通機関を使用しないよう要請しています。
水際対策の強化:(PC) https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2020C078.html
4 医療情報
万一,咳,発熱など新型コロナウイルス感染症が疑われる症状があった場合,かかりつけ医があればそこで受診いただいてその後必要に応じ指定病院で検査を受ける等の対応が想定されますが,かかりつけ医を持たない場合なども対応可能な私立病院のリスト(下記リンクをご参照)についてエクアドル外務省より4月4日に提供がありました。各病院に対し体制等を今回改めて当館で照会しましたので,その結果をお知らせ致します。エクアドル国内でのコロナウイルス関連の相談窓口は,電話171番となります。
https://www.ec.emb-japan.go.jp/files/100127473.pdf
【新型コロナウイルス患者受け入れ私立病院を受診する流れ】
(1)当該病院の救急部を受診(事前の電話は必須ではありません)
(2)症状を伝え,診察を受け,新型コロナウイルスの疑いがあれば検体を採取
(3)検査結果が陽性であれば,病状に応じて,自宅隔離,入院治療(現在多くの私立病院が満床のため保健省指定病院を紹介されることが多いようです)
*新型コロナウイルスの検査のやり方は病院により違います。その病院のやり方に従って下さい。
*なお,掲載情報は2020.12.9時点のものです。状況は日々変わり得ますので,ご注意下さい。
*なお,何かお困りの事がございましたら,大使館までご相談下さい(連絡先は2)。
在エクアドル日本国大使館 <ec@mailmz.emb-japan.go.jp>