2020.12.21
クウェート 商業便の停止及び陸・海の国境封鎖(2020年12月21日~2021年1月1日)
○年末年始における商業便の停止及び国境の封鎖
○クウェートでは、新型コロナウイルスのリスクが高い国からの入国を規制していますが、英国が新たに入国禁止国に追加されました。
○インフルエンザワクチンの接種
1.21日、クウェート政府報道官は、内閣の決定に基づき2020年12月21日午後11時から2021年1月1日までの間、クウェート国際空港の商業便の停止及び陸・海の国境封鎖を発表しました。
https://twitter.com/kuwait_dgca/status/1341003816817332227?s=24
2.入国禁止国リストへの英国の追加
(1)クウェート政府は、新型コロナウイルスのリスクが高い国として34ヵ国からの入国を禁止していましたが、20日、クウェート民間航空局総局は新たに英国を入国禁止国のリストに追加する旨発表しました。
(2)また、本年12月11日から21日までの間に、英国及びEU諸国から帰国(入国)した全ての者は、入国から5日目及び10日目にPCR検査を受検しなければなりません。検査会場はジャーベル病院(当館注:当地新型コロナ専門病院)で、午前8時から午後8時までの間に受検が可能です。なお、受検の際には入国日を証明するための資料(旅券、チケット等)が必要です。
(3)当地報道紙によれば、クウェートの決定はいくつかの国(特にヨーロッパ諸国)と同様に、人から人への感染が早いコロナウイルスの変異株が英国の一部で拡大しているためとしています。
(4)現在の入国禁止対象国は35ヵ国であり、これらの国からクウェートに入国する際には、同リストに掲載されていない国で14日間を過ごす必要があります。
(入国禁止35ヵ国)
アフガニスタン、アルゼンチン、アルメニア、バングラデシュ、ブラジル、ボスニア、ヘルツェゴビナ、チリ、中国、コロンビア、ドミニカ共和国、エジプト、フランス、香港、インド、インドネシア、イラン、イタリア、コソボ、レバノン、メキシコ、モルハド、モンテネグロ、ネパール、北マケドニア、パナマ、パキスタン、ペルー、フィリピン、セルビア、スペイン、スリランカ、シリア、英国、イエメン
(クウェート民間航空総局Twitter)
pic.twitter.com/cFEmyhO1bW
(保健省Twitter:重要なお知らせ)英国及びEUからの帰国者に対するPCR検査
pic.twitter.com/72Gmz3C4cV
3.インフルエンザワクチンの接種
現在、外国人を含む全ての居住者は、季節性インフルエンザと肺炎球菌ワクチンの接種が可能です。希望される方は、下記URL又は保健省ホームページから予約サイトにアクセスしてください。報道によれば10万人分を追加輸入したとのことですが、全員分は用意されていませんので、接種希望の方は早めに予約して接種を受けて下さい。なお、公立医療機関での接種は無料です。
(保健省予約サイト)
https://eservices.moh.gov.kw/SPCMS/VaccinateAppointmentsRequesten.aspx
○新型コロナウイルス感染症は、無症状でも他人に感染させる、発症前にも非常に感染性が高い、といった他の感染症と異なる特徴があり、全ての人がマスクを着用する「ユニバーサルマスク(Universal Masking)」を専門家は勧めています。当地では現状感染者数は減ってきていますが、世界的には大流行をきたしており、引き続きマスク着用など万全の感染対策をお勧めします。
(関連記事)私たちはなぜマスクを着けているのか? コロナ時代の新しい概念「ユニバーサルマスク」とは?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201221-00213537/
●現在、当館の領事業務は、事前予約制で行っております。各種申請(旅券、証明書等)をご希望される方は、来館前に大使館領事班までメールでお問合せ下さい。
●通院、常時服用薬の入手などでお困りの方、健康上の問題で困っている方やその他ご質問等ある方は、当館檀上医務官(9972-6597)にご相談下さい。特に、発熱(37.5℃以上の体温)や咳・痰等の呼吸器に関する症状や新型コロナウイルス感染が懸念される場合には、保健省ホットライン(151)や医療機関で受診する前に、ご相談下さい。医務官から適切な助言を行います。
(お問い合わせ先)
在クウェート日本国大使館 領事班
電話(代表):(+965)2530-9400
メール:consular@kw.mofa.go.jp (了)