2020.10.07
ベルギー ブリュッセル首都圏地域における新たな措置(2020年10月08日~)
ベルギーにお住まいの皆様,及びたびレジ登録者の皆様へ
本7日、ブリュッセル首都圏地域首相のHPにおいて、10月8日から一か月の間、ブリュッセル首都圏地域においてコロナ対策の新措置が講じられる旨,プレスリリースが発表されておりますので、仮訳文を以下のとおりご案内いたします。
(参照アドレス:ブリュッセル首都圏地域政府首相のホームページ)
【仮訳】
ブリュッセル首都圏地域における陽性症例の継続的な増加(ベルギー国立公衆衛生研究所によれば過去7日で3,782名、過去14日間の人口10万人あたりの感染者502.4名)を踏まえ、ブリュッセル行政区危機管理センターは、感染状況を分析し、新たな措置を講じるため、会合を開催した。当会合はViviane Scholliers Ndayaブリュッセル首都圏行政区高級官(注:Haut Fonctionnaire,ブリュッセル首都圏行政区における知事職に相当。)の下、Rudi Vervoortブリュッセル首都圏地域首相、Alain Maron保健担当大臣、19市町、警察区長、共通共同体委員会が会合した。
若者の感染が常により多い一方で、年齢が上の層の感染増加もある。ウィルスは、世代間を蔓延しており、脆弱者に及び始めている。
これは、入院者数増加及び集中治療室のベッド数にも表れている。全病院において、集中治療室の占有率は15%を超えており、二つの病院で25%を超えており、他の病院への移送が必要になっている。これにより、医療関係者に強くプレッシャーがかかり、他の患者に対する治療ができなくなる。
すべての仕事をしっかりと果たし続けられるよう、病院の通常の機能を守ることが重要。第一の目標は、市民全員の健康を守ることである。
他方、大部分の感染は、家族内及び屋内・屋外での親しい者との接触で生じていることを指摘せねばならない。
ブリュッセル首都圏地域において、検査を受けた者のうち7人に1人は陽性となっている。したがってウィルスは、至るところに蔓延している。各人が誠実に基本規則、すなわち、衛生措置の遵守、1.5メートルの距離の遵守、当該距離を遵守できない場合鼻・口を覆うマスクの着用,を行うことが極めて重要である。
非常に懸念されるコロナウィルス感染の蔓延に対抗するため、そして、さらにブリュッセルにおける新たな発信キャンペーンの形での啓発・予防の取り組みを継続するため、危機管理ユニットは、10月8日から一か月の間、以下の措置をとることに合意した。
・バー及びカフェ、ティーサロン、カフェ(アルコール飲料・アルコールなし飲料を消費する場所)は、閉店しなければならない。
・プロ・アマチュアのスポーツクラブのビュッフェは閉鎖しなければならない。
・アマチュアスポーツクラブは、屋内での観客の受け入れ不可(観客なし)。
・祭事場は、閉鎖する。
・ブリュッセル首都圏地域における公共空間におけるアルコール飲料摂取は禁止する。
最後に、全コミューン(市)は、スポーツセンター(salles de sports)におけるシャワー及びクロークにつき決まり(protocoles)と講じられる措置を検討する。
また、以下の措置は10月8日から1か月延長される。(当館注:10月1日から講じられていた措置)
・遊び場を含む書店、その他の飲食物販売店(補助的な方法での販売形式であっても)は22時に閉店しなければならない。(ナイトショップに対する現行ルール同様。)
・マルシェでの食事禁止
新たな措置の管理は、強化され、厳格にフォローアップされる。
最後に、ブリュッセル首都圏地域は、引き続き、可能な限り、指数的に量を増やし、検査・追跡の能力,実施可能の限界のために投資する。
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■■ベルギー国立公衆衛生研究所では,新型コロナウイルスに関する感染者数等の情報を公表しています(毎日午前4時に更新)
https://www.be.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_200923-1.html
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