2020.10.03
オランダ 公共の施設内でのマスク着用勧告に係る発表:続報
9月30日(水)のメールにおいて、同日に保健・福祉・スポーツ省が公共の施設内でのマスクの着用勧告に関して行ったプレスリリースの概要についてお知らせしました。
これに関連し、本日2日(金)、保健・福祉・スポーツ省及び司法・安全省は、同勧告について、公共の施設内での適用方針を明確化したところ、その概要について以下のとおりお知らせいたします。
この詳細については、「 https://www.government.nl/latest/news/2020/10/02/wearing-of-face-masks-strongly-advised 」(英語)をご参照ください。
1 9月30日(水)の下院での議論以降、公共の施設内でのマスク着用に係るオランダ全土への明確な勧告の発出に対する幅広い支持がある。今から、13歳以上の全ての者が、以下のような公共の施設内で、非医療用マスクを着用することが推奨される。
(1)店舗、博物館、市役所、駅、空港、屋内駐車場、ガソリンスタンド。
(2)レストラン、バー、カフェ、劇場、コンサートホール。
(3)接触を伴う職業が行われる場所(顧客とスタッフの両方がマスクを着用すべき。)。
2 マスクの着用は、義務ではないが、強く推奨される。マスクの着用が不可能な場合もあり、医学的な理由や障害により、マスクを着用できない人々もいる。また、通常、スポーツをしている最中にマスクを着用することも不可能である。
3 マスクについて
着用されるべきマスクの種類は、非医療用マスクである。医療用マスクは、ヘルスケア部門のために使用される。公共の施設内に立ち入る人々は、自身が着用するマスクを持参する。建物の管理者は、マスクを提供することは期待されていない。政府は、低所得者にマスクを提供する方法を自治体と協議する。自治体は、そうした計画を実行するため、関連する機関(フードバンク等)と協力する。
4 着用する場合と取り外す場合について
(1)市民が、割り当てられた場所でないところで立っていたり、歩き回ったりする全ての公共の施設内では、常にマスクを着用することが推奨される。レストランや劇場など、全員に席が割り当てられている場所では、着席中はマスクを外すことができるが、着席中に1.5メートルの距離が確保される場合に限る。トイレに行くなど、指定された席を離れる場合には、マスクを再び着用すべきである。
(2)一部に屋根があり、一部が屋外になっている場所では、屋根のある場所ではマスクを着用することを推奨する。駅や動物園、遊園地など、屋内と屋外の両方がある場所では、それがたとえ屋外でマスクを着用することになったとしても、可能な限り、マスクを取り外さないよう推奨する。ある店舗から別の店舗へ移動する際も同様である。マスクを着脱するために繰り返しマスクに触れると、感染の危険性が増加する。
5 遵守について
公共の屋内施設管理者は、国の勧告を取り入れるかどうか、さらに、自身のルールの一部とするかどうかを決定する。ビル管理者は、マスクを着用していない人々の立ち入りを拒否することもできる。ビル管理者は、国の勧告に基づいて、マスクの着用を要求するとした場合、それが遵守されるよう責任を有するが、非常に多くの人々が、その措置の遵守を拒否した場合、取締官に介入するよう求めることができる。
6 マスク着用の義務化について
状況によっては、マスクの着用は義務付けられる。スキポール空港の一部の指定エリアでは、マスクの着用が義務付けられており、今後も変更はない。また、公共交通機関や商業旅客輸送(タクシーや乗り合いバン)でも、マスクの着用が義務付けられており、これにも変更はない。自動車やその他の自家用の乗物で移動する人は、異なる世帯に属する2人以上が同乗する場合、非医療用マスクを着用することが推奨される。これは、雇用された固定の運転手(personal drivers)には適用されない。
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