2020.08.13
台湾 高雄市、台南市におけるマスク着用について
● 高雄市、台南市では8つの公共施設等でマスクの着用を要請。
● 係員の指示に従わない違反者には、3千元以上1万5千元以下の罰金。
1 高雄市、台南市が公共施設等におけるマスク着用について発表したプレスリリースの主な内容は以下のとおりです。
8月5日、中央流行疾病指揮センターは、国際間で新型コロナウイルス感染症が継続して感染拡大している中、台湾においても海外からの輸入症例が増加傾向にあることを踏まえ、次のとおりとしました。
人の出入りが激しい人混み、又は密閉された空間、例えば、(1)医療・介護施設、(2)公共交通機関、又はソーシャル・ディスタンスが確保しにくいエレベーターや車両内、(3)商業施設・市場(デパート、量販店、市場、夜市等)、(4)教育・学習施設(塾、自習室等)、(5)展示・競技会場(コンサートホール、体育館等)、(6)レジャー・娯楽施設(映画館、遊園地、ホテル、ダンスホール、バー、カラオケ、ゲームセンター等)、(7)宗教施設(廟、教会、礼拝堂、祭り等)、(8)大型イベント会場においては、必ずマスクを着用し、手洗いに努め、咳エチケット等の衛生的な習慣を励行すること。
これを踏まえ、8月6日、高雄市政府は、新型コロナ感染症の次なる蔓延に備え、上記8つの公共施設等を利用する際はマスク着用を要請することとしました。この措置は、8月17日から施行されます。係員のマスク着用要請に従わなかった違反者には、伝染病防治法に基づいて、3,000台湾ドル以上、1万5,000台湾ドル以下の罰金が科されます(当所注:台南市政府は、8月4日から2週間の周知期間を設けるとしています)。
なお、衛生当局は、世界では依然として新型コロナウイルス感染症が大変厳しい状況にあることを踏まえ、通常生活においても引き続き警戒を怠ることなく、各種の感染予防策を徹底して、全ての市民と業者に対し、改めて「防疫新生活運動」を遵守すること、また、外出時には室内では1.5メートル、室外では1メートルのソーシャル・ディスタンスを確保すること、感染リスクのある8つの公共施設等を出入りする際は、特に警戒心をもってマスクを着用すること、レストラン等で外食をする際は、テーブル間の適切な距離が保たれ、仕切り板等を設けている店舗を選択すること、業者は実名制や体温測定等の感染予防策を実施して、共に第二波に備えるよう呼びかけています。
<8つの公共施設等におけるマスク着用要請|高雄市政府 2020.08.06>
https://www.kcg.gov.tw/CityNews_Detail1.aspx?n=3A379BB94CA5F12D&sms=36A0BB334ECB4011&ss=3AE4CA5F1487F039
<防疫には休みなし 市政府と店舗は共に防疫|台南市政府 2020.08.03>
https://www.tainan.gov.tw/News_Content.aspx?n=13371&s=7700096
2 また、台湾入境後14日間の「在宅検疫」対象者用の防疫ホテルについて、交通部観光局が運営しているHP「旅宿網」において、ホテルリスト等の情報を掲載していますのでご参照ください。
<交通部観光局「旅宿網」(中国語)>
https://taiwan.taiwanstay.net.tw/covhotel/
3 邦人の皆様におかれては、衛生福利部HP https://www.cdc.gov.tw/ や高雄市新型コロナウイルス感染症専用サイト https://www.kcg.gov.tw/2019nCoV/Default.aspx を参照し、最新情報を収集する等、引き続き感染予防に努めてください。
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