2017.08.03
キルギス 「狂犬病」に関する注意喚起
・8月1日の昼頃,ビシュケク市内において在留邦人が犬に噛まれる事案が発生しました。
・「狂犬病」に感染しているおそれのある哺乳類に接触した(噛まれた,なめられた,引っ掛かれた)場合,直ちに傷口を石けんで水洗い(流水)し,手元にあれば消毒した後,医療機関で治療の上,ワクチンを接種して下さい。
・キルギスでは,ビシュケク市マナス通り41番地にある「医療カウンセリングサービス及びスポーツ医学センター」でワクチンを接種することが可能です。
1 8月1日午前11時頃,ビシュケク市内の知人宅を訪問した在留邦人が犬に噛まれる事案が発生しました。噛みついた犬が「狂犬病」に感染している可能性を考慮して,この方は直ちに医療機関でワクチンを接種しております。
2 「狂犬病」は,犬に限らず,猫,コウモリ,牛,馬,リス等,様々な哺乳動物から感染するおそれがあります。また,噛まれた場合のみならず,なめられた,引っ掛かれた場合にも感染するおそれがありますので注意が必要です。
3 症状は,発熱,頭痛,嘔吐に始まり,筋肉の痙攣,幻覚が現れます。人の場合,潜伏期間は一般的に1か月から3か月間ですが,1年から2年後に発症した事例もあります。発症した場合は,ほぼ100%死亡します。
4 「狂犬病」に感染している動物は、多量のよだれを垂らし,物に噛みつく,無意味にうろうろする等独特の行動をします。動物に無防備に手を出したり,撫でたりすることは危険です。他人のペットであっても注意が必要です。
5 もし,「狂犬病」に感染しているおそれのある哺乳類に接触した(噛まれた,なめられた,引っ掛かれた)場合,直ちに傷口を石けんで水洗い(流水)し,手元にあれば消毒した後,医療機関で治療の上,ワクチンを接種して下さい。事前に予防接種を受けている方でも、治療を目的としたワクチンの追加接種が必要となります。キルギス国内では,ビシュケク市マナス通り41番地にあるЦентр медико-консультативных услуг и спортивной медицины(医療カウンセリングサービス及びスポーツ医学センター)でワクチンを接種することが可能です。
連絡先:0312―318915/318904
【参考情報】
・厚生労働省検疫所「感染症についての情報・狂犬病」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html
・国立感染症研究所感染症情報センター「狂犬病」
http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/325/inx325-j.html
【問い合わせ先】
在キルギス日本国大使館
所在地:ビシュケク市ラザコヴァ通り16番地
16, Razzakov Str., Bishkek, 720040, Kyrgyz Republic
電話番号:(0312)300050 / 300051 FAX:300052