2017.07.11
メキシコ カンクンにおける窃盗被害の増加
キンタナ・ロー州カンクン発着のバス利用者に対する窃盗被害が増加しています。以下の内容に注意して下さい。
1 キンタナ・ロー州カンクン発着のバス利用者に対する窃盗被害が増加しており、大使館に報告があったものだけで、今年になって既に5件の被害が発生しています。被害事例は以下の通りです。
・4月4日、カンクン発パレンケ行きのバス車内において、手荷物に入れていたはずのカメラが窃取されていた。就寝中に窃取されたと思われる。
・4月15日、トゥルム発カンクン行きのバス車内において、気がつくと所持していたカバンのファスナーが空いており、旅券等在中のケースが窃取されていた。
・6月14日、カンクン発トゥルム行きのバス車内において、足下においていたカバンから旅券、現金等在中のカバンが窃取されていた。
・6月29日、カンクン発コスメル行きのバスに乗り、コスメル到着後に確認したところ、旅券等在中のカバンが窃取されていることに気がついた。車内では窃盗に注意しており、また乗客も少なかったことから、バス乗車前に窃取された可能性が高い。
・7月6日、トゥルム発カンクン行きのバスに乗り、旅券等在中のカバンを足下に置いていた。プラジャ・デル・カルメン付近でカバンがなくなっていることに気がついた。
2 注意事項
カンクンは、世界的にも有名な観光地であり、多くの外国人が訪れている一方、上記のように、旅行者を狙った窃盗被害が報告されています。また、カンクンのホテルゾーンは、治安当局による集中的な警備がなされており、危険は少ないとされていますが、カンクンが所在するキンタナ・ロー州全体の人口10万人あたりの殺人件数は、2016年10.19件(メキシコ内務省統計)と、日本の0.7件(2015年・警察庁統計)と比較すると非常に高くなっており、注意を怠らないことが重要です。
3 安全のための三原則
日頃から、最新の治安情報を入手するよう心がけるとともに、各種犯罪に巻き込まれないために、以下の基本的対策を心がけて下さい。
【安全のための三原則】
~自分の身は自分で守る・予防こそが最善の危機管理~
・目立たない
→犯罪者は標的を選ぶ際、目立つ人物に目をつける傾向がある。
・行動を予知されない
→行動のパターン化は、犯罪者の襲撃計画を立てやすくする。
・用心を怠らない
→初心を忘れず、定期的に気持ちを引き締める機会を持つこと。また、自分だけは大丈夫とは決して思わないこと。
4 安全の手引き
当地における基本的な安全対策をまとめた「安全の手引き」を当館ホームページに掲載しておりますので御参照下さい。
http://www.mx.emb-japan.go.jp/tebiki.pdf
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 México, Ciudad de México.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp