2017.03.02
メキシコ 地下鉄、路線バスの利用者に対する強盗事件
公共交通機関(地下鉄、路線バス)の利用者に対する強盗事件が発生しているため、注意喚起します。
メキシコにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在メキシコ日本国大使館
1 概要
メキシコ市及びメキシコ州においては、地下鉄及び路線バスの利用客に対する強盗・殺人事件が多く報じられています。
(1)2月27日午前8時50分頃、メキシコ市地下鉄プラザ・アラゴン駅(ブエナビスタ行き)において、麻薬を使用したと思われる少なくとも10名の男性が乗客から携帯電話等を強奪した。
(2)2月27日午後、メキシコ市ミゲルイダルゴ区ラグナ・デ・テルミノスとラゴ・シラウエン付近をコヨアカン方面に走行中の路線バス(ルート1)に、乗客を装った、少なくとも3名のけん銃を所持した強盗犯が乗り込み、乗客から金品を強奪した。抵抗した女性1名に対して発砲したのち逃走し、発砲された女性は死亡した。
(3)2月27日午後8時30分頃、メキシコ州クアウティトラン・イスカリ付近をメトロ・チャプルテペック方面に走行中の路線バス(ルート27)に2名の強盗犯が乗り込み、金品を強奪した。抵抗した男性1名が2発の銃弾を胸に受け死亡し、ほか1名が負傷した。
2 注意事項
(1)メキシコにおいては、公共交通機関の利用者に対する強窃盗事件が多く発生しており、利用の際には十分注意する必要があります。特に、ほとんどの強盗犯は銃器を所持しており、仮に強盗に遭遇した場合であっても、抵抗することは非常に危険です。身の安全を最優先に行動して下さい。
(2)メキシコ市検察庁によれば、2016年にメキシコ市内において発生した公共交通機関の利用者に対する強窃盗事件は以下の通りです。
メトロ(地下鉄)利用者に対する強窃盗 738件(1日平均2.0件)
ミクロブス利用者に対する強窃盗 728件(1日平均2.0件)
メトロブス利用者に対する窃盗 237件(1日平均0.6件)
その他の公共交通機関利用者に対する窃盗 728件(1日平均2.0件)
(3)2016年、当館に連絡のあった公共交通機関における邦人被害は14件発生しており、その内訳は、地下鉄及びメトロブス利用者に対するスリ被害が13件、駅の近傍における強盗被害が1件となっています。
(4)犯罪者にとって、我々外国人(邦人)は格好の標的となります。日常的に利用している公共交通機関であっても、決して注意を怠らず、被害防止に努めるようにして下さい。
3 当地における基本的な安全対策をまとめた「安全の手引き」を当館ホームページに掲載しておりますので御参照下さい。
http://www.mx.emb-japan.go.jp/tebiki.pdf
(問い合わせ先)
在メキシコ日本国大使館
住所:Paseo de la Reforma No. 243, Torre Mapfre Piso 9, Col. Cuauhtemoc, C.P. 06500 México, Ciudad de México.
(※2015年11月から上記住所に移転しましたのでご注意ください。)
Tel:+52(55)5211-0028
Fax:+52(55)5207-7030
メール:ryojibu@me.mofa.go.jp