2016.12.21
香港における鳥インフルエンザA
19日、香港政府は、香港における鳥インフルエンザA(H7N9)の今季初めての人への感染確認事例につき、プレスリリースを発出しました。
香港・マカオにお住まいの皆様及び旅行者の皆様へ
在香港日本国総領事館
1 19日、香港政府は、香港における鳥インフルエンザA(H7N9)の今季初めての人への感染確認事例につき、プレスリリースを発出したところ、概要以下のとおりです。
(1)感染者は、基礎疾患を持つ75歳の男性。
(2)11月28日に広東省東莞市を訪れており、12月8日に胸の不快感のため病院にて受診。翌9日に羅湖経由で香港に戻り、咳、息切れ、鼻水、胸の不快感のため、すぐに救急車でNorth District病院に搬送された。衛生防護センターの公共衛生化験服務處による検査ではエンテロウイルス/ライノウイルスに関して陽性を示し、インフルエンザウイルスについては陰性であった。
(3)その後、患者は17日には発熱し、肺炎と診断された。さらに本日、公共衛生化験服務處による検査により、鳥インフルエンザA(H7N9)に対して陽性であることが確認された。患者の容態は重体であり、隔離された下で処置を受けている。
(4)患者は、家きんや生鮮市場との接触は否定している。
2 鳥インフルエンザA(H7型)に対する一般的な予防策は以下のとおりです。
(1)休息、栄養を十分に取り、体に抵抗力をつける。
(2)手指等の衛生保持に心掛ける。
(3)咳やくしゃみの症状がある患者とは、可能な限り濃厚接触を避ける。
(4)温度の変化と乾燥しすぎに注意する。
(5)高熱、咳、呼吸困難等の症状が見られた時は、適切なタイミングで専門医の診断を受ける。
また、鳥インフルエンザA(H7型)の特徴及び上記に追加する具体的予防策は以下のとおりです。
(1)生きた鳥を扱う市場や家禽飼育場への立入を避ける。
(2)死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける。
(3)鳥の排泄物に汚染された物との接触を避ける。
(4)手洗い、うがいにつとめ、衛生管理を心がける。
(5)外出する場合には、人混みは出来るだけ避け、人混みではマスクをする等の対策を心がける。
(6)呼吸器感染症の症状が現れた場合には、速やかに最寄りの医療機関を受診する。
(参考ホームページ等)
○ 外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○ 外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
(現地公館連絡先)
○在香港日本国総領事館
住所:46-47/F., One Exchange Square, 8 Connaught Place, Central, Hong Kong
電話2522-1184
国外からは(国番号852)2522 1184
FAX :2868-0156
国外からは(国番号852)2868 0156
ホームページ: http://www.hk.emb-japan.go.jp/
○ 香港衛生署衛生防護センター
http://www.chp.gov.hk/tc/cindex.html
○ 澳門政府衛生局
http://www.ssm.gov.mo/portal/