2021.08.02
バーレーン 新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒レベルを黄色に移行(2021年8月1日~)
●7月29日、バーレーン新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースは、8月1日から、4段階(緑、黄、オレンジ、赤)の警戒レベルのうち、黄色レベルを適用すると発表しました。
●シノファーム製ワクチンを2回接種した40歳以上の者の80%がブースター接種を完了するまで、緑色レベルに移行することはない旨も発表されました。
1 新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースによる記者会見(7月29日)
(1)ワリード保健省次官
(ア)8月1日より、新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒レベルは黄色へと移行し、シノファーム製ワクチンを2回接種した40歳以上の者の80%がブースター接種を行うまで、赤色、オレンジ色、黄色の間で移行することはあっても、黄色の警戒レベル以下に下がる(緑色への移行)ことはない。
(イ)この決定は、感染力の高いデルタ株の世界的な流行の中、バーレーンの公衆衛生を守ることを目的に、政府執行委員会によって承認された。先述のブースター接種対象者の接種率が80%に達した後は、陽性率に基づき、緑色を含む全ての警戒レベルを再度適用する。
(ウ)シノファーム製ワクチンの2回目接種とブースター接種の間隔は1か月に短縮される(当館注:6月6日付ブースター接種に関する実施要領では、4つのリスクグループ(50歳以上、肥満、AIDS患者、医療関係者)に対しては2回目接種の3か月後にブースター接種が認められている一方、その他のグループについては6か月後に認められるとされていた)。
(エ)8月31日より、シノファーム製ワクチンを接種した40歳以上の者については、ブースター接種を促すために「BeAware」アプリ上のワクチン接種状況を示す「盾」マークが自動的に緑色から黄色へと変化し、ブースター接種後に緑色へと戻る。
(2)カフターニ中佐(BDF病院感染症コンサルタント兼微生物学者)
これまでにブースター接種を行った13万1192人の中で新型コロナに感染したのは71人(わずか0.05%に該当)で、ブースター接種から2週間が経過した後に入院した者は確認されていない。
2 ブースター接種目標の発表(7月30日)
新型コロナウイルス対策国家医療タスクフォースは、ブースター接種対象者80%の目標を達成するため、40歳以上の者、9万5000人に対し、ブースター接種を促していくと発表し、40歳以上のブースター接種対象者総数は25万人で、そのうち10万5000人がこれまでにブースター接種を終えていると付言した。
【問合せ先】
在バーレーン日本国大使館 領事部
メールアドレス: nippon@bh.mofa.go.jp
当館公式サイト(日本語) http://www.bh.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html