海外

2021.06.10

ノルウェー 入国時の自己隔離の免除と隔離期間短縮の拡大(2021年6月9日~)

●6月9日、ノルウェー政府は、(1)2度のワクチン接種完了済の者又は過去6か月間にcovid-19に感染した者に対する入国時の自己隔離の免除、(2)18歳未満の未成年者で入国3日後の検査結果が陰性の場合には自己隔離が終了すると発表しました。その概要は以下のとおりです。

1 入国時の自己隔離の免除

2度のワクチン接種完了済の者又は過去6か月間にcovid-19に感染した者は、6月11日15時から、入国時の自己隔離が免除となる。ワクチン接種済の記録又は罹患歴について、安全かつ検証可能な方法であるQRコードで証明することが前提条件となる。

2 入国時の自己隔離期間の短縮

(1)先週6月4日、ノルウェー政府は12歳未満の子どもは、ノルウェー入国から3日後に受けた検査結果が陰性であった場合、入国時の自己隔離を終了できる措置を導入したが、この措置を12歳から18歳未満の者にも適用する。

(2)ホイエ保健介護大臣は、「ノルウェー政府は、即時この変更を実施する。これは、国民のワクチン接種が進んでおり、リスクグループのほとんどの者が1回目のワクチンを接種済であるからである。EU・EEA圏内及び英国でのワクチン接種状況を文書で確認できるシステムがまもなく設置される予定である。」と述べた。

3 3週間から15週間前に1回目のワクチンを接種済みの「保護された者」の扱い

(1)3週間から15週間前に1回目のワクチンを接種済みの「保護された者」は、入国時の自己隔離を行わなければならない。先週、政府は入国時の自己隔離期間を変更し、入国から3日後にPCR検査結果が陰性である場合、入国時の自己隔離を終了できる措置を導入した。これは、「保護された者」がQRコードを使用し、安全で検証可能な方法で、ワクチン接種済であることを証明することが前提条件である。

(2)「保護された者」が引き続き入国時の自己隔離を行わなければならない理由は、ワクチンを1度接種しただけの者は感染リスクが高いためである。特に、1回のワクチン接種では、アルファ株よりもデルタ株などの新たなウイルス株に対する抵抗が低いようである。

(3)これはノルウェー公衆保健研究所及び保健局の双方が、入国時の自己隔離を維持する必要があるとしていることによる。他方、入国から3日後の受検結果が陰性であれば自己隔離を終了できることになる。

4 詳しくは、以下の6月9日付ノルウェー保健介護省プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/fritak-fra-innreisekarantene/id2859913/

【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話: (+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp

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