2021.02.19
フランス 新型コロナウイルス陽性患者の隔離期間の変更(2021年2月22日~)
1 ヴェラン連帯保健大臣は、2月18日夕の定例記者会見において、変異株の流行増大を始めとする現在の感染状況に鑑み、2月22日(月)以降、新型コロナウイルスの陽性患者にかかる隔離期間を現行の7日間から10日間に変更する旨発表しました。なお、陽性患者との接触者にかかる扱いは変更せず、隔離期間を引き続き7日間とするとのことです。
2 ヴェラン大臣によるその他の発言概要は以下のとおりです。
<総論>
・我々はまだ第2波から抜け出しておらず、努力を怠る時期ではなく、引き続き警戒が必要。
・変異株による不確実性のため、今後数週間が鍵となる。
<検査>
・毎週200万回以上の検査が約12,000の検査センターで実施されている。
・現在、陽性結果が出た検査の大部分で変異株の解析を行っており、フランスでは、地域的な偏りはあるが、英国変異株が全体の36%、南ア・ブラジル変異株が5%を占めている。
・ダンケルクでは英国変異株が72%を占め、マイヨットでは南ア変異株が69%を占める。
・来週から唾液検査を、まずは休暇後の学校と感染状況が特に悪化している県で展開する。その後、検査頻度の多い医療・介護関係者を対象に展開予定。
<ワクチン>
・フランスでワクチン接種を受けた人の平均年齢は72歳。高齢者施設の居住者の75%が少なくとも1回の接種を受けている。
・来週月曜日から、25万件以上のワクチンの予約枠を設定する。3月には1回目の接種を最低120万回実施することが目標。
・アストラゼネカのワクチンについては、10日間で8万人が接種を受けた。
・2月25日から50~64歳の併存疾患を有する人々に接種するため、約3万人のかかりつけ医が自発的に志願してくれている。
・3月中には、50~64歳の人々はアストラゼネカのワクチンを薬局でも接種可能となる。
【問い合わせ先】
在フランス日本国大使館領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
メール:consul@ps.mofa.go.jp