2021.01.24
ノルウェー 国境における検査及び自宅待機措置の厳格化(2021年1月25日~)
●23日夜、ノルウェー外務省、保健介護省及び法務公安省は、変異種感染拡大防止のため、国境における検査及び自宅待機措置の厳格化を行う旨のプレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。なお、右措置は25日(月)00:01から適用されます。
1 ノルウェー到着時に義務づけられているSARS-CoV2検査陰性証明書の提出について、従来の到着前72時間以内に受検したものという要件を、出発から24時間前までに受検したものに変更する。空路の場合、最初のフライトの出発予定時刻の24時間前までに受検したものとする。フライトは、ノルウェーへの直行便でも、他の空港での途中降機を伴うノルウェーへの連続した便でもよい。右により、他の大陸からより長い時間のかかる旅行を行うことが可能になる。
2(1)ノルウェー国境にてPCR検査を受ける対象は、現時点では英国及び南アフリカに滞在歴のある者に限られているが、今後は、右に加え、アイルランド、オランダ、オーストリア、ポルトガル及びブラジルに滞在歴のある者にも適用される。
(2)1月15日から1月25日の間に上記の国に滞在歴のある者は、できるだけ早期にPCR検査を受けなければならない。
(3)全ての旅行者について、国境での簡易Covid検査について陽性結果の場合はPCR検査を行わなければならない(検体に変異種ウイルスが含まれているかを確認・分析するためにはPCR検査が必要であるため)。
3 自宅待機義務の強化
(1)これまで自宅待機義務を免除されていた社会的に不可欠な役割を担う者について、ノルウェー到着後72時間以降にPCR検査法を用いたSARS-Co-V2にて陰性を確認しなければならない(PCR検査結果を待てない緊急の状況では、就労日当日に簡易検査で陰性の場合は就労できる)。
(2) 国際スポーツ大会関係者の到着時検査受検による自宅待機免除は1月31日まで中止する(政府は同日より前に再評価を行う)。
(3)ノルウェーに寄港する船上作業員は、自宅待機期間終了時にPCR検査を受けなければならない。
(4) 軍関係者のグループ自宅待機は5人までとする(ケースバイケースで30人を上限としてノルウェー軍当局が個別事例に照らして判断する)。
(5)スウェーデン及びフィンランドからノルウェーへの通勤・通学者は、7日に一度検査を受けることで自宅待機義務を免除されているが、今後は、スウェーデン及びフィンランド以外に滞在歴のある者について免除されず、10日間の自宅待機義務が生じる。
(6) 未成年者庇護の義務履行を補助する者及び未成年者の両親の入国、及び外交政策上の理由でノルウェー当局から招待された者に対する自宅待機義務免除は厳格化される。(自宅待機なしで)就業・通学のためには、到着後72時間以内に検査を受ける義務が生じる。また、余暇時間について自宅待機義務免除は認められなくなる。ただし、自宅待機中に子供への保護面会は可能。
※詳しくは、以下の1月23日付プレスリリース2つをご参照ください(内容は同じです)。
・ノルウェー外務省、保健介護省共同プレスリリース
https://www.regjeringen.no/en/aktuelt/stricter-rules-for-testing-and-quarantine-upon-arrival-to-stop-coronavirus-mutation/id2829774/
・ノルウェー保健介護省、法務治安省共同プレスリリース
https://www.regjeringen.no/en/aktuelt/stricter-rules-for-testing-and-quarantine-upon-arrival-to-stop-coronavirus-mutation/id2829765/
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電 話: (+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp