2020.12.16
ノルウェー 全国的規制措置の延長(~2021年1月末)
●15日、ホイエ保健介護大臣他は記者会見を開き、新型コロナウイスル対策規制の来年1月末までの延長を発表するとともにプレスリリースを発出しました。その概要は以下のとおりです。
ノルウェー公衆保健研究所(FHI)の勧告に基づき、全国的感染対策規制措置を、一部の若干の修正を除き、来年1月末まで延長する。
1 主な修正点
(1)過去10日間にレベル4-5の高感染率地域にいた者は、リスクグループ対象者を訪問する際、更に距離をとることを助言する。
(2)不要不急の国内旅行を避けるようにとの助言には、以下のことが含まれる。
高感染率地から旅行する場合より距離をとること、旅行を開始する10日前からは距離を取ることに注意するとともに社交行事に参加しないことで感染リスクを低減することができる。
(3)「赤」レベルの中学校・高校がある自治体は、感染状況に照らして「黄色」に下げるかどうか定期的に検討すべきことを強調。感染者数が急上昇している自治体の中学校・高校は「赤」レベルの措置を執る準備をしなければならない。
2 社会的接触
(1)向こう数週間、すべての者ができるだけ外出を避け、他者との接触を限定すること。
(2)感染レベル4-5の地域にいた成年・青年は、リスクグループ対象者と2メートルの距離をとること(新規)。
(3)私邸等では、家族以外に5人以上のゲストを招待しないこと(同一家庭からのゲストの場合はその限りでない)。
(4)5人以上のゲストを呼ばないとの規制は、幼稚園・小学校には適用されない。
(5)1メートル以上距離が保てない状態で他者と接触した青年・成年は、リスクグループ対象者と2メートルの距離をとること。
3 旅行
(1)高感染率地域から旅行する場合は距離に気を付け、旅行前10日間は社交行事に参加しないこと(新規)。
(2)不要不急の国内旅行を避けること(出張、他者と接触しない余暇施設への移動を除く)。
4 学校
(1)大学、カレッジ、専門学校等は、特に低感染率地域においては物理的授業率の増加を目指すべきである。
(2)中学校・高校においては感染拡大の際は「赤」レベル措置がとれるよう準備すること。「赤」レベルの中学校・高校がある自治体は、感染状況に照らして「黄色」に下げるかどうか定期的に検討すること(新規)。
5 集会に関する全国的措置
(1)公共の場・レンタルスペースでの私的集会は20人までとする。
(2)屋内で固定席がない場合50人まで、固定席に全員座れる場合は200人までとする。
6 飲食業界
アルコールの提供は24時で終了する。アルコール提供許可のあるレストランは新規客の受入れは22時までとする。
7 自宅待機
(1)ホテルに関する措置変更
(2)自宅待機に関する措置変更
※上記(1)(2)については、12月14日付以下の当館領事メールをご参照ください。
https://www.no.emb-japan.go.jp/files/100125965.pdf
(3)自宅待機すべき場合
ア 「赤」地域からノルウェーに入国する者は、自宅待機用ホテル、自宅、その他適切な場所の如何を問わず、10日間の自宅待機を行わなくてはならない。
イ 自宅待機中の者は、他者と十分な距離がとれる場合のみ、当該滞在先の外に出ることができる。
ウ 過去10日間、特に感染率が高い地域に滞在していたビジネス目的のノルウェー入国者は、原則10日間の自宅待機が必要となり、検査を受けても右期間は短縮されない。
エ 「赤」地域からの入国者は、72時間以内に受けたCOVID19の陰性証明書を提出する必要がある(ただし、以下を除く)。提示できない場合退去となる可能性がある。
・ノルウェー国民及びノルウェーに居住するまたはトランジットで立ち寄る者
・12歳以下の子ども
・スウェーデン・フィンランドから通勤・通学する者
・社会的に必要不可欠な職にある者
オ 自宅待機違反には高額の罰金が科される場合がある。
※詳しくは、以下の12月15日付ノルウェー保健介護省プレスリリースをご参照ください。
https://www.regjeringen.no/no/aktuelt/videreforer-nasjonale-smitteverntiltak/id2795873/
【問い合わせ先】
在ノルウェー日本国大使館 領事班
電話:(+47)2201-2900
メール: ryouji@os.mofa.go.jp